先日髪を切りに行った時にふと思ったのが、一般的に男性は理容室を主に利用し、女性は美容室を利用するイメージが強いと思いますが、実際にはどのような比率なのかな?と疑問に感じましたが、どうなんでしょうね。
ということで、早速探ってみることに…
私が現在通っているのは…
ちなみに私は男ですが、現在は理容室に落ち着いています。
もっと正確に言うと、理容と美容がミックスしたお店に通っていて、その中にある利用スペースでカットしてもらっています。
その理由は黒髪・短髪が好きだからということと、気持ち良いのもあって、たまにヒゲを剃ってもらいたいからなんです。
理容室でヒゲを剃ってもらうのってとっても気持ちいいですよね。
わたしが通っている理容室で担当してもらっているKさんは、若い方なのですがとっても物腰が柔らかくてカットが上手なんですよ。
しかも、カミソリの切れ味が今まで通った理容室の中でもダントツなんですよね。
カミソリの切れ味なんて、どこの理容室に通っても同じだと思っていたのですが、この理容室をはじめて利用した時に衝撃を受けるほどでした。
わたしはヒゲが濃いほうなので、いつもなんとなく引っかかる感覚があったのですが、ここで剃ってもらうときは『する~っ、する~っ』といった感じで、全くヒゲの抵抗が無いのには驚きました。
道具一つとってもプロ魂を感じる今の理容室が私のお気に入りなんです。
好みに合わせて通うのが良いらしい
実は私自身、ずっと理容室に通っていたわけではなく、美容室もあちこち利用したことがあるのですが、最近理容室に通っているそのわけは、目的にあっているのが理容室だからです。
私を含め、友人や職場のみんなと話してみると、理容室派の意見としては、値段が安くカットの時間が短い、ヒゲを剃ってもらえる、美容室は女性が通うイメージがあるといった理由が多かったです。
対して、美容室はオシャレ、流行りのカットにしてもらえる、スタイリッシュなイメージ、理容室は男性が通うところと考えている人もいました。
このように自分の好みに合わせて通っている人が多いみたいですね。
実際のところ、カットのやり方に違いはあるのか?
やはり、得意不得意はあるようです。
毛先をきっちりと切りそろえる様なカットが理容室で、毛先のカットにバラつきを持たせたカットが美容室の得意とする切り方のようですね。
でも、私のように、理容室と美容室がミックスされたお店は、どちらのカットにも対応している方が多い気がしています。
理容室と美容室の具体的な違いとは?
いつもお世話になる、理容室のKさんに聞いてみました。しかも電話で!
そもそも男性が理容室で女性が美容室と言うくくりではなく、そもそもサービス内容が全く異なる異業種と言っても良いくらいなようです。
私も多少は知っていましたが、理容室は室でも院でもなく、理容所と呼ぶのが正式な名称で、散髪・刈込、顔剃りを行うことを仕事としていて、美容室との一番の違いとして、カミソリを扱える点にあります。
対して一般的に呼ばれることの多い美容室や美容院も、美容所というのが正しい名称で、元々はパーマやメイク、結髪を行うのが本業で、1978年(昭和53年)では、男性がカットだけで通えないという決まりがあったようです。
理容師
男性のカットに付随したパーマを認める(パーマのみは不可)
女性のパーマはできない
男女関係なくカットはできる
美容師
男性のパーマと合わせたカットは認める(カットのみは不可)
女性はカットのみでもOK
男女関係なくパーマはOK
以上のような決まりは現在でも有効なのですが、実際のところは美容院で男性のカットのみでも可能なのが実情のようで、私自身もどの美容室に行ってもカットのみでOkでした。
でも、元々は理容室が髪を切るところだったようですね。
現在はもちろんそんなことはありませんし、一般的なイメージとしては、流行をいち早く取り入れてスタイリッシュでおしゃれ、あと女性は美容室といった理由が大多数ですね。
さらに、どちらで働くにも国家資格が必要で、
理容免許⇒理容室、理容院、床屋で働くために必要となる免許
美容免許⇒美容室、美容院で働くために必要となる免許
ちなみに受験者は圧倒的に美容免許のほうが多く、約10倍ほどの受験者の差があるようです。
中には両方の免許を持っている方もいるそうなのですが、もともとカットのやり方が違うため、両方の技術を持っている人のほうが、よりバリエーションのあるカットができるとも言えそうですね。
理容室ならではのカットデザイン
スポーツ刈り
頭頂部と前髪を少しだけ長めに残して、サイドは短く刈り上げた、爽やかで清潔感のある髪型で、スポーツをする男の子に人気であったことからこの名前になりました。
私もこの髪型が好きで、しばらくスポーツ刈りにしていたこともありました。
角刈り
スポーツ刈りの左右の角を残したカットが角刈りと呼ばれる髪型です。
私の中では、渡哲也演じる大門警部のトレードマークとして印象深い髪型です。
大門警部(団長)にあこがれを持つのであれば、間違いなく角刈りで決まりでしょう(笑)
ソフトモヒカン
美容院でも定番人気のこの髪型は、理容室でも人気のカットデザインです。
日本でサッカーワールドカップが開催された時にベッカムがしていたソフトモヒカンが大流行のきっかけとなりました。
サッカーでも一流、ファッションアイコンとしても一流のベッカムヘアは現在でも人気です。
坊主(丸刈り)
中にはハサミのみで行う坊主もうある(頭がいびつな人でもキレイに仕上がる)らしいですが、基本的にはバリカンで行い、長さも3毛刈り(0.1mm)、2厘刈り(0.5mm)、3厘刈り(1mm)、5厘刈り(1.5~2mm)、1分刈り(3mm)、3分刈り(6mm)、5分刈り(9mm)、7分刈り(12~13mm)、9分刈り(15~16mm)と、かなり細かく設定されています。
高校時代に部活を行っていた時には私も坊主でした。その当時は5厘と5分刈りがメジャーな長さだったことを記憶しています。
とにもかくにも清潔感抜群です。
スキンヘッド
頭が薄い方に絶大な人気を誇るのがスキンヘッド。
スキンヘッドで有名なハリウッドスターも多く、ダイ・ハードシリーズで有名なブルースウィリスやワイルドスピードシリーズのヴィンディーゼル。
薄毛の人のスキンヘッドと坊主頭に男のセクシーさを感じるのは私だけではないでしょう。
ジャーヘッド(GIカット)
鍋のふたを連想させるイメージからこの名が付いたといわれるジャーヘッドは、アメリカ海兵隊が行う髪型として、ハリウッド映画で見かけるようになり、男らしさの象徴的な髪型です。
似合う人はかなり限られ、男らしいイケメンか、やたらとゴツイ人のみに許された髪型のような気がします。
若かりし頃のベッカムも一時期この髪型にしていたことだありました。
アイパー
パーマ剤に平型アイロンや平ゴテをつかってカッチカチに固める髪型で、オールバックやリーゼントなどにするときに利用するパーマです。
強面(こわもて)のお兄さん達(苦笑)に絶大な人気を誇るこの髪型は、ビーバップハイスクールの仲間徹(仲村トオル)がしていた髪型です。
パンチパーマ
名前の由来は、1970年代当時人気だった『平凡パンチ』からついた名前で、髪の形状や特徴とは全く関係がないらしい…
はやり始めは若者のオシャレなイメージだったのですが、イカツイイメージで暴力団関係者が好む髪型ということもあり、パンチパーマ=怖いという印象が強くなり、次第に若者離れが進んでいったようです。
美容室ならではのカットデザイン
美容院はその時々の流行を追うので、完全に決まったカットデザインというのはないようですが、カットの種類という区別はできそうです。
以下のようなカットの種類を組み合わせて、その時々に流行りのヘアスタイルを作り上げるのが美容院の特長です。
レイヤーカット
髪の上側のほうを短く、下側に生えている髪を長く残してレイヤー(層)を付けてカットする方法です。
シャギーカット
毛先をスキばさみやカミソリを使って細く削いでいくカット方法です。
グラデーションカット
上下の幅の小さな、細かい段差を付けてカットする方法で、女性らしい優しいイメージに仕上げることができます。
ボブカット
丸くてかわいらしいイメージに仕上がるボブカットは、女性に根強い人気を誇る髪型ですが、昔風でいうところのおかっぱヘアですね。
レザーカット
毛先を削るようにカミソリで削ぎ落していくカット方法で、毛先を程よく遊ばせたい方に人気です。
安いイメージが先行する理容室だけど実際にはどうなのか?
私自身、仕事で何度も引っ越しを繰り返したので、そのたびに通いやすい理容室や美容室をイロイロ探しながら通っていたのですが、一般的に理容室のほうが安いイメージで考えている人が多いみたいですが、これは本当にピンきりで、カットだけなら美容室でも1000円台で通えますから、それほど理容室との料金差があるわけではないですよね。
どうやら美容室が高いイメージがするのは、パーマやカラーは手間や時間がかかることから高額になることが多く、カットと合わせると、理容室よりも総額料金で大きな差が出やすいことからのイメージなんでしょう。
美容室は高額になることが多い分、2~3か月に一度通うといった方が一般的で、理容室はカットのみで毎月通う人もいるから、年間を通して考えると、それほど大きな料金差はないのかもしれませんね。
最近は理容室・美容室ともに様々なサービスを取り入れている
私が通っている理容室は、カット、パーマ、アイロン、ヘアカラーはもちろん、シェービングはスタンダードプランの他にアンチエイジング効果のある顔剃り、炭酸ソーダを使用したエステのようなサービスも取り入れています。
さらにシャンプーも弱酸性のものや天然素材のタイプ、デトックスシャンプーや頭皮クレンジング、ヘッドスパや顔ヨガのコースも用意されているんです。
首から上のメンズビューティーサロンのような理容室ですね。(笑)
女性が通う美容室が併設されているのもこれだけのメニューが揃っている理由かもしれませんが、とてもリラックスできる理想的な理容室です。
多くの理容室、美容室に通って思う理想のお店は…
現実的に女性なら顔のうぶげ剃りをした人以外は理容室のメリットは感じられないと思いますし、カットするなら間違いなく美容室でしょう。
男性は髪型によって選ぶべきと感じましたが、いろいろなお店に通ってみると、理容室と美容室がミックスされたお店もあるんです。
私が通った中で気に入ったお店の共通点は、この理容室と美容室がミックスされたお店です。
両方の良さを取り入れているので、バランスが良く技術力も高いイメージがあります。
メンズも通える美容室はそのようなスタイルのお店も多いので、自分の髪型があまり気に入っていないなら、あなたがお住まいの地域でそのようなお店を一度探してみてはいかがでしょうか?
さらに、料金が全てではありませんが、格安とかではなく、ある程度、平均くらいの料金設定にしているお店のほうが、技術力のブレが少ない気がしています。
格安のお店は、技術力のある方とそうでない方の差が大きいというのが私の見解です。
まとめ
もし、まだ自分にピッタリの理容室もしくは美容室が見つかっていないなら、あなたのお住まいの地域にある、初回限定のお試し料金などをさがし、毎月もしくは2ヶ月に一度おきくらいに自宅や通勤・通学で通いやすいお店を選んでハシゴしまくってみるのも良いかもしれませんよ。
ありがとう。oku