鼻からなぜか納豆のような臭いがするんだけど、いったいどうしてしまったのか?
いきなり原因や心当たりがない状態での体の不調は本当に心配なものですよね。
そこでこのページでは、その臭いの元の原因や対処・改善方法をご紹介しています。
納豆のような臭いの正体は蓄膿症?
鼻から臭いを感じる症状には、いくつかの原因が考えられるのですが、納豆のような臭いがするという特徴は、ほとんどの場合は『蓄膿症』であるようです。
蓄膿症でよく耳にする症状
出典:ミルメディカル
蓄膿症は鼻の中にある4つの通路『副鼻腔』に病原菌が入り込むことで、膿が中にたまってしまう症状。
その膿が強烈な臭いを発します。
一般的な治療法としては、薬を処方してもらうようですが、症状が重くなると手術を行うしかなくなるようです。
蓄膿症の原因と症状
風邪
鼻の粘膜の炎症が副鼻腔まで広がり、蓄膿症を引き起こすことがあります。
アレルギー症状
花粉などのあらゆるアレルギーによって、風邪と同じように副鼻腔にまで炎症が広がり蓄膿症を発症します。
栄養の偏り
栄養バランスの乱れから、免疫力が落ちることで、病原菌への抵抗力が弱まり発症します。
ストレス
過度にストレスを受けることで、免疫力がさがり、病原菌への抵抗力が落ちて発症します。
口の中の細菌が原因の場合も
これは、口の中にある病原菌が原因によるもので、蓄膿症と同じ症状を発症するのが特徴です。
この場合は、鼻の臭いだけでなく、口臭もかなり強烈に臭いますので、判断基準のひとつになるでしょう。
さらに、歯や歯茎に何らかのトラブルが出ているなら、さらに可能性が高くなります。
『歯茎が腫れている』『歯茎から出血している』といった歯周病などの症状が合わせて出ている人は、『歯性上顎洞炎』という口の中の病原菌が鼻の副鼻腔に入り込んで、一気に増殖して暴れまわる症状です。
特に上の奥歯に虫歯や歯周病を長く患っていると、歯性上顎洞炎になる可能性が高まります。
その病原菌を退治するため白血球が大量に送り込まれ、それによって死んだ病原菌と白血球が次々と膿になり、強烈な臭いを発します。
通常の蓄膿症と同じく、症状が悪化すると、一般的には手術を行うしかなくなるといわれています。
臭いの感じ方は納豆のそれとは違う臭いに感じる症状ですが、念のため、その他にも考えられる鼻に異臭を感じる症状を以下で紹介します。
内臓から臭いが上がってきている
胃や腸に問題がある場合も口臭や鼻息まで臭いが上がってくることがあります。
例えば便秘がひどい場合、便が腸内にとどまっている時間が長いため、腸内で便の腐敗が進み、臭いが血液に取り込まれてその血液が肺に送り込まれた結果、肺から出る呼吸で口臭や鼻息が臭くなる原因となります。
鼻の毛穴に詰まった皮脂が臭いのもとになることも
鼻は皮脂が多く分泌する顔のTゾーンに位置しています。
他の部位よりも皮脂が多く分泌するため、普段から清潔に保つ心がけが必要です。
さらに、動物性たんぱく質をたくさん食べている人は、皮脂分泌が増えやすく、臭いもきつくなりがちですので、食べる量を減らして、野菜などの栄養もしっかり摂り、バランスの良い食生活を心がけたいところです。
心配なら今すぐに病院へ
何が原因かわからずに不安を感じるなら、迷わず病院に行ってみることをおすすめします。
鼻に違和感を感じるのであれば耳鼻科、口の中に問題があるのであれば歯科で治療を受け、耳鼻科にも行く必要があるのかどうか、指示を受けると良いでしょう。
手術を拒否した方が完治したある飲み物とは?
その飲み物とは『なたまめ茶』です。
薬でもないただのお茶にそんな効果があるわけないと思うかもしれませんが、なたまめは昔から『膿とりの妙薬』として漢方や民間療法で使われていました。
さらに、自然の植物から作るものとして、お茶として飲めるのため、継続しやすく副作用の心配もないことから安心して飲めるのが特徴です。
膿を取り除く効果があるので、歯周病(歯槽膿漏)にも効果的で、なたまめ茶のほかにも『なたまめ歯磨き粉』もあるほどです。
なたまめに含まれる注目の成分とは?
出典:ヨシトメの薩摩なた豆
なたまめには他の食べ物にはない希少な成分を含んでいることから、蓄膿症や歯周病(歯槽膿漏)のような、膿を発生させる病気に高い効果を発揮します。
カナバニン
なたまめから初めて抽出された成分で、高い排膿作用と抗炎症作用が期待でき、血行促進作用や血液・体液の浄化作用があることがわかっています。
このカナバニンの作用が特に有効な病気が、蓄膿症・歯槽膿漏・痔ろうといった、膿を分泌する症状を改善する働きがあり、この成分がなたまめが古くから『膿とりの妙薬』として漢方や民間療法で良く知られる存在となった理由です。
カナバニンには、衰えてしまった免疫力を高める効果があることがわかっていて、これらの効能によって蓄膿症を改善する大きな力となっています。
コンカナバリンA
ガン細胞の増殖を抑制するほどの抗腫瘍作用があることがマウスを使った実験で立証されて話題となった成分が『コンカナバリンA』です。
健康に興味のある方ならすでに知っている方もいると思いますが、人間の体内では1日に約8,000~10,000個のガン細胞のもととなる異常細胞が生み出されているのですが、普段は人が本来持っている免疫力によって抑え込まれています。
個人差はあるものの、免疫力は年齢と共に低下するもので、そのため、40半ばあたりからガンを発症する確率が高まります。
コンカナバリンAは、毎日体内で生み出される約8,000~10,000個のガン細胞のもととなる異常細胞の数を減らしてくれる働きがあることが知られています。
ウレアーゼ
体内の毒素を排出するために重要な役割をもつ腎臓は、血液に取り込まれた老廃物をろ過する働きがあるのですが、この働きが衰えてしまうと、むくみや関節痛、高血圧など、体の不調の原因となってしまいます。
なたまめに多く含まれるウレアーゼは、オシッコ(尿素)をアンモニアと二酸化炭素に分解する働きのある酵素で、腎臓の機能を高めてくれる有効成分です。
なたまめ100gの栄養成分
タンパク質/25%
カルシウム/390mg
鉄/13.7mg
ナトリウム/6.04mg
マグネシウム/169mg
リン/453mg
カリウム/1.04%
タンニン/1.68%
亜鉛/31.3ppm
食物繊維/36.9%
なたまめに含まれるミネラルの効能
出典:ヨシトメの薩摩なた豆
健康なカラダづくりに必要不可欠といわれるのがミネラル成分です。
ミネラルを豊富に含んでいるのもなたまめの特長のひとつで、ここでは、なたまめに含まれるミネラル成分を紹介します。
①カルシウム・②鉄・③ナトリウム・④マグネシウム・⑤リン・⑥カリウム・⑦亜鉛といった、体の健康を支える重要な役割を持つミネラル成分を豊富に含んでいます。
①丈夫な骨を作るにはカルシウムが必要で、骨粗しょう症予防に重要な役割を持っています。
その他にも肝機能障害、神経障害、筋肉萎縮、発育不全などの改善効果が期待できることが知られている成分です。
②鉄は血液中から酸素を運び、筋肉の中で酵素を貯めておく大切な役割を持ちます。
貧血や胃炎、脱力疲労改善が期待できる成分です。
③ナトリウムは細胞の浸透圧を高めるほか、消化を促進してくれる効果があります。
不足してしまうと、脱力感や筋力低下、血圧に影響する成分です。
④便秘の改善に重要な役割を持つことで知られるマグネシウムは、下剤として使われている成分です。
便秘改善だけでなく、不足すると、動脈硬化や狭心症に影響するといわれています。
⑤リンは不足してしまうと、歯周病(歯槽膿漏)、栄養の吸収不良、糖の代謝異常の原因になることが知られていて、骨の形成や物質代謝に関係しています。
⑥カリウムは腎臓で老廃物を排泄する働きを高める重要な役割を持っています。
不足してしまうと、味覚が鈍くなったり、食欲減退や筋力の低下に影響します。
⑦亜鉛はこのブログの記事、亜鉛を効果的にすぐ感じたい!効能を知って取り方を覚えようでも取り上げていますが、綺麗な肌や免疫力の向上、精力向上といった、人に言いにくいけれど、深い悩みを改善する働きがあることから注目されている成分です。
その他にも、子供の発育に重要な役割があることも知られています。
蓄膿症改善に直接関係のないこれらミネラルの効能がなぜ重要なのか?
一見すると、どれも蓄膿症改善を行うのに直接関係ないのでは?と思われるかもしれませんが、膿がしつこく生み出される原因には、免疫力も大きく関係してきます。
体の元気のもととなる免疫力を高めるためには、体の有効なミネラル成分をしっかりと摂り、蓄膿症にならない体づくりが必要だからです。
そんなときにも、栄養豊富ななたまめは、蓄膿症改善・予防にとても高い効果のある栄養素をたくさん含んでいることから理想的といえるのです。
蓄膿症改善に有効ななたまめ
出典:ヨシトメの薩摩なた豆
Q.なたまめって豆として食べられるの?
A.残念ながら豆をそのまま食べることはできません。
なたまめの豆(種子)は、毒性の成分が含まれているので、そのまま調理しただけでは、下痢や嘔吐、腹痛といった症状を引き起こすため食べることができません。
毒性を消すためには、何度も水を変えながら繰り返し煮て、さらに何時間も水にさらしてあく抜きをする必要があります。
これほどの手間暇をかけてやっと食用として使用することができるため、一般家庭で行うのはチョット難しいし、なたまめそのものを手に入れるのも難しいと言えるでしょう。
Q.なまためはどのように体にとり入れればいいの?
A.健康食品として、お茶や錠剤があります。
口をゆすいだりすることで、歯周病(歯槽膿漏・歯肉炎)や口臭予防にもなるので、お茶や歯磨き粉が人気のようですが、忙しい方には錠剤もおススメです。
いくつかの健康食品会社が販売を行っていますが、どの製品も特殊な焙煎加工をして、しっかりと毒性を取り除いたなたまめを使用しているので安心です。
Q.なたまめってどんな人におすすめなの?
A.蓄膿症をはじめ、歯周病(歯槽膿漏・歯肉炎)、口臭予防、痔の改善など
そのほかにも、腎機能の働きを良くしたり、むくみ予防・改善、血行促進、糖尿病の抑制、腸内環境を整える効果、アレルギー症状の緩和、ダイエット効果、吹き出物に効果が期待できます。
なたまめに含まれるカナバニン、コンカナバリンA、ウレアーゼと呼ばれる有効成分がこれらの症状に効くことから、漢方で『膿とりの妙薬』として古くから使用されていました。
カナバニンには排膿作用と抗炎症作用で、蓄膿症や歯周病、痔ろうなどといった、これまで、治療をしても治りにくくて苦労していた症状を緩和・改善できることで評判となっています。
コンカナバリンAには抗腫瘍作用があり、ガンになりにくくする、初期予防に高い効果があることで知られています。
さらに、ウレアーゼの成分が、腎機能の働きを高める効果があり、腎機能の低下による高血圧やむくみ改善にも有効です。
先ほども紹介した、豊富なミネラルやビタミン、食物繊維がたくさん含まれているので、これらが便秘や肥満、吹き出物にも有効です。
Q.どのくらい飲み続ければ効果があるの?
A.多くの人が効果を実感するまでに、約1カ月前後かかっているようです。
普段の飲み物をなたまめ茶に変えるだけなので、苦労することなく体にとり入れることができるので便利。
忙しい人なら錠剤タイプのサプリメントとしても飲めるので楽ちんですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
鼻が納豆臭くてお困りの方の多くは、蓄膿症を患っている可能性が高いといわれています。
特に薬や手術に頼ることなく蓄膿症を改善したいという方に重宝されているのがなたまめ茶です。
漢方としては古くから知られているので、気軽に利用することができるので安心ですね。
ありがとう。oku