飛行機に乗る時、羽田空港や成田空港に初めて行くと、どこで何をするのか分かりづらく不安だったり、何分前に着けば良いのか時間もわからないですよね。
そこで国内線も国際線も含め、空港の駅に着いてからどこで何をすれば良いのかを、まとめましたので参考にしてみて下さい。
初めての海外旅行や、国内でも何年ぶりかで飛行機を利用する方は、空港に着いたらどういう流れで搭乗まで行くのか分かりづらいですよね。
特に、成田空港を利用する方の方が、空港が広く就航する飛行機の種類も多いため、分かりにくく不安だと思います。
そこで初心者でも分かるように、空港に到着してから搭乗までの流れをご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
空港着からの流れまとめ
- 駅に到着後は、各出発ロビーへ
- チェックイン
- セキュリティチェック
- 出国審査
- 搭乗
駅についてからの大まかな流れはこの様になります。
羽田空港は分かりやすくなっていますが、成田空港は初めてだと迷ってしまいそうですよね。でも順番に見ていけば大丈夫ですので、参考にしてください!
羽田空港の駅
まず成田空港も羽田空港も、国内線・国際線や乗る飛行機の航空会社によって、降りる駅が違います。それぞれ一覧がありますので見てみましょう。
羽田空港はそこまで大きくないので、成田空港より初めての方には分かりやすいと思います。
羽田空港は国内線・国際線で建物が違いその中で国内線は航空会社によって、第1ターミナルと第2ターミナル2つに分かれています。
電車で行く場合は京急線かモノレールで行け、降りる駅も簡単です。
- 京急線で行く場合
- 国内線を使う方は「国内線ターミナル駅」
- 国際線を使う方は「国際線ターミナル駅」で降りればすぐ空港内に入れます。
- モノレールで行く場合
- 国内線を使う方は「羽田空港第1ビル駅」か「羽田空港第2ビル駅」
- 国際線使う方は「羽田空港国際ビル駅」で降ります。
- 国内線は航空会社によって、第1か第2で変わりますので注意してください。
このようにどちらも駅名は違いますが、海外か国内かで駅が分かれているので簡単ですね。こちらでも確認出来ます。羽田空港へのアクセス
羽田空港から国内線に乗る方
羽田空港 国内線 | |||||||
第1ターミナル | 第2ターミナル | ||||||
JAL | 日本航空 | ANA | 全日空 | ||||
JTA | 日本トランスオーシャン | ADO | エア・ドゥ | ||||
SFJ | スターフライヤー(北九州空港行き) | SNA | ソラシドエア | ||||
SKY | スカイマーク | SFJ | スターフライヤー(福岡・山口宇部・関西空港行き) |
国内線を利用する方は、京急線なら「国内線ターミナル駅」、モノレールなら「羽田空港第1ビル駅」か「羽田空港第2ビル駅」で降ります。
あなたが乗る航空会社の飛行機がどちらのターミナルなのか、上記の一覧で確認してみて下さい。
例えば、あなたがJALで沖縄に行くとします。上記の一覧を見ると、JALは第1ターミナルですので「国内線ターミナル駅」か「羽田空港第1ビル駅」で下車すればOKですよ。
特にスターフライヤーをご利用の方は、第1ターミナルも第2ターミナルもどちらも行先によってあるので注意して下さいね。
駅に到着したら第1ターミナルも第2ターミナルも、2Fの出発ロビーへ行きましょう。
羽田空港 国内線ターミナル内を簡単に
第1ターミナル・第2ターミナルそれぞれ中に入ると、北ウィングと南ウィングと表示があります。
【第1ターミナル】
ターミナル内は向かって左側が「南ウィング」、反対の右側が「北ウィング」になります。
- 「南ウィング」= JAL(中国・四国・九州・沖縄方面行き)・JTA・SFJ(北九州空港行き)
- 「北ウィング」= JAL(北海道・東北・北陸・東海・近畿方面行き)・SKY
ここで各航空会社ごとにチェックインが出来ます。第1ターミナル
【第2ターミナル】
第1ターミナルと第2ターミナルは向かい合わせなので南北は逆。向かって左側が「北ウィング」になり、「南ウィング」はありません。
- 「北ウィング」= ANA・ADO・SNA・SFJ(福岡・山口宇部・関西空港行き)
左の方からSNA・ADO・ANAでほぼANAメイン。
こちらも各航空会社ごとにチェクインが出来ます。第2ターミナルではSFJのカウンターが無いので、SFJの方はANAカウンターで手続きを。第2ターミナル
羽田空港から国際線に乗る方
海外へ行かれる方はこちらの「国際線駅」で降ります。羽田空港 国際線
国際線は国内線と違って1つの建物のみなので、駅に到着したら3Fの出発ロビーに向かいましょう。
国際線駅は改札を出るとすぐエレベーターなので、そのまま3Fへ行けますよ。
また、遅くても出発時刻の1時間前までには、空港に着いているように。セキュリティーチェックや出国審査が混んでいる場合がありますので。
成田空港の駅
成田空港は広くて就航の航空会社も多いので、しっかり確認が必要です。
駅名も「成田空港駅」「空港第2ビル駅」というので、単純に成田空港に行くんだから成田空港駅なのでは?と思っては行けません。間違えてしまいますので。
そして羽田空港のように、国内線と国際線の建物も分かれていないので、事前にあなたが乗る飛行機会社がどのターミナルにあるのか確認が必要ですよ。
下記の一覧で、あなたが乗る飛行機は「国内線」なのか「国際線」なのか + 「乗る航空会社」と「どこの駅で降りれば良いのか」をチェックして下さいね。
成田空港駅で降りる方
【第1ターミナル北ウィング】
【第1ターミナル南ウィング】
画像引用元
成田空港駅で降りる方は「第1ターミナル」から飛行機に乗る方です。
こちらは国際線・国内線共に出る便がありますが、国内線はIBEXエアラインズ・ANA・Peaceの3つの航空会社のみになります。
また国際線は数が多いので、見間違わないように注意が必要ですよ!
成田空港駅に着くと地下1Fになります。国内線に乗る方は1Fの南ウィングの出発ロビー、国際線に乗る方は、4Fの出発ロビーに向かいましょう。
国際線に乗る方は、自分が乗る飛行機会社のチェックインカウンターが、北ウィングなのか南ウィングなのか、上記の一覧で確認してくださいね。
また、こちらからチェックイン場所が検索出来ます。
空港第2ビル駅で降りる方
【第2ターミナル】
【第3ターミナル】
空港第2ビル駅で降りる方は「第2ターミナル」「第3ターミナル」から飛行機に乗る方です。
こちらも国内線があります。第2ターミナルからはJAL、第3ターミナルからはジェットスター・ジャパン、Spring Japan、バニラエアとありますので、間違えの無いように。
電車の到着は地下1Fになりますので、国内線に乗る方は1Fへ、国際線に乗る方は3Fの各出発ロビーへ。
こちらからチェックイン場所を確認できます。
第3ターミナルから乗る方
【空港第2ビル駅から第3ターミナル行きバス乗り場への行き方】
第3ターミナルから乗る方は、さらに第2ターミナルから無料バスで第3ターミナルへ行きます。バスで約10~15分掛かりますのでお早めに。
駅は上記の図のように、改札が2ヶ所ありますので切符の取り忘れなど、注意して下さいね。
行き方は、
- 空港第2ビル駅で降りて2ヶ所の改札を抜けて左へ
- そのまま真っ直ぐ行くと、左手にエスカレーターがあります
- そこを上がり1Fへ
- 1Fに着いたら、バス乗り場があるので「1番」乗り場から連絡バスに乗って下さい
こちらでも確認ができます。第2ターミナル⇔第3ターミナル間の移動
第3ターミナルに着いたら、国内線も国際線も2F出発ロビーへ
特に第3ターミナルから飛行機に乗る方は、空港第2ビルから第3ターミナルまでバスで10~15分掛かりますので、出発の1時間半くらい前に着くように出ましょう。
空港に着いてからの流れ
空港に着いてから搭乗までの流れを説明していきます。難しいことは特に無いのですが、初めての方は何をやるのか自体分かりませんよね。流れが分かればちょっとは、不安も解消出来ると思いますのでこちらから確認してみて下さい。
- チェックインカウンターでチェックイン
- セキュリティチェック(保安検査)
- 出国審査
- 搭乗
まず、この順番で手続をしていきますので、頭に入れておいて下さいね。では順番に説明していきます。
チェックインカウンターでチェックイン
空港に着いたら、それぞれ出発ロビーに向かいます。カウンターでのチェックインは出発の40分前までで締め切られてしまいます。出発の1時間前には空港に到着して、チェックインを済ませましょう。
あなたが乗る飛行機の航空会社のカウンターを探す
羽田空港はそこまで広くないので、見渡せば何となくすぐに分かりますが、成田空港は広いので事前にカウンターをチェックしておくと良いですよ。
航空会社ごとにアルファベットのABCDE…とあります。掲示板にも案内はありますが、成田空港はかなりあるので事前にチェックしておく方が無難です。
詳しくは、こちらからチェックしてみてください。
もし分からなくても、出発ロビーの中央くらいに「?マーク」のサービスカウンターがあり、そこで教えてくれますので安心して下さいね。
各航空会社のカウンターが見つかったら
eチケットとパスポートを準備して列に並びます。
列に並ぶ前に、あなたが予約しているシートのレベルを確認しましょう。シートのレベルごとにカウンターが分かれていますので、エコノミーならエコノミーの列へ、ビジネスならビジネスの列へ。
順番が来たらカウンターの方に、パスポートとeチケットを出します。この時グループで一緒に行く場合は、一人がまとめて出して下さい。
座席場所の希望があれば、ここで聞いてみましょう。混んでいる時は断られますが、希望を受けてくれると思いますので。
中央の席しか無くても、スクリーンの前なら少し前が広いのでオススメですが、赤ちゃん連れの方もそこが優先席になっています。大抵の赤ちゃんは、離着陸の時は物凄く泣き出してしまうので、気になる方は聞いてみてくださいね。
ここで、預ける荷物がある場合は、カウンター横のベルトコンベアーに乗せます。この時、カウンターの上に重さが表示されるので確認しましょう。
預けられる荷物の量は、エコノミーだと一人23kg×2個までです。預けられる荷物の大きさは、航空会社によって多少代わりますので注意して下さい。
例えば、JALの場合は、キャリーケースの「縦×横×高さの和が203cm」まで。ANAの場合は、キャリーケースの「縦×横×高さの和が158cm」までとなります。※持ち手とキャスター込みのサイズ。
もし化粧水など液体物を100ml以上の容器で持っている場合は、機内には持ち込めないので預け入れのスーツケースに入れましょう。
機内に持ち込む荷物も制限がありますので注意が必要です。
持ち込み荷物のサイズは、「縦×横×高さの和が115cm以内(例えば、55cm×40cm×25cm以内)」で重さは10kgまで。
手続きが済むと搭乗券が貰えますので、その場で確認したら次のセキュリティーチェックへ。
また、ANAのオンラインチェックインやスキップ、もしくはJALのタッチ&ゴーでチケットの予約をされている方は、自動チェックイン機から「2次元バーコード」や「QRコード」で簡単に手続きが出来ます。
やり方が分からなくても、近くにスタッフさんが待機していますので、声をかけて教えてもらいましょう。
そして自動チェックイン後、カウンターで荷物を預ければOKです。もし、預ける荷物がなければそのまま次のセキュリティーチェックへ進めますよ。
セキュリティチェック(保安検査)
チェックインが終わったら、次はセキュリティチェックです。 セキュリティチェックは、飛行機に乗る前に危険物を所持していないかチェックする場所で、荷物はX線検査・人は金属探知機で検査されます。
セキュリティチェックの準備
まず、カゴとトレーが置いてあるのでポケットの中身も出し、カゴに手荷物やパソコン、トレーにスマホ・カギ・時計・液体物などを入れて、パスポートと搭乗券を準備して待ちます。
この時、冬場で上着を着ている方は、上着やマフラーもかごの中へ。空港によっては靴の中も調べられるので、その時は靴を脱いでカゴの中へ。
そのまま、順番が来るまで待ちます。
ここで並ぶ時、私の経験では団体客・ツアー客・海外の旅行者が多く並んでいる列は進みが遅いので、ビジネスマンが多い列の方が慣れているので早く進みますよ。
金属探知機を通る
順番が来たら係員の支持に従ってまずは、パスポートと搭乗券を見せ、チェックが終わって「どうぞ」と言われたら、四角い箱の「金属探知機」を通ります。
そこで「キンコン」と鳴らなければ、そのまま荷物を持って次の出国審査へ。
「キンコン」と鳴ったら、係員の身体チェックが入りますので支持に従って下さい。
ここでは、洋服に金具が付いていても鳴ってしまうので、取り外せない場合はその部分が見えるようにしておくとスムーズですよ。女性には女性の係員が付きますが、金属部分が見えないと、服をまくられるので女性の方は特に注意しましょう。
※手荷物のチェックが引っ掛らないために
検査員がX線検査で怪しいと思われた物は、再度X線を通します。それでも通らなければ、係員によって荷物の中身チェックが入ります。
危険物と見なされた物は、そこで没収されますので荷物の中身は家を出る前に、再チェックがオススメ。特に液体物は、小さい容器に移し替えて100ml以内で20cm×20cmのジップ付きのビニール袋に入れておきましょう。
女性の方の化粧品については、手直しができる程度の物だけ機内に持込み、後はチェックインの際、スーツケースに入れておけば大丈夫ですよ。
※機内に持ち込め無い荷物
ペットボトル・100ml以上の容器の液体・刃物・ナイフ・ハサミ・カッター・先の尖った物(バット・ゴルフクラブ・ドライバーなど)・スプレー(火気と高温に注意と記載のあるのも)・スキーワックス・充電式ヘアアイロン(熱を発するもの)などは持ち込めないので、事前にチェックして下さいね。
詳しくはこちらでも。
液体物とは、独立して立たない物を言いますので、溶けてしまうものも入ります。そして化粧水など、使いかけでも容器が100ml以上だと持ち込めませんので注意して下さい。
また、ハサミやカミソリなどは刃の部分が、4cm未満で先が丸いものなら大丈夫ですよ。
手荷物の中身と金属探知機を通し、異常がなければそのまま次の出国審査へ進みます。
出国審査
この出国審査は、国際線を利用する方のみ行います。国内線は国内なので必要ありません。
ここでは出国審査になりますので、パスポートと搭乗券を準備して列に並びましょう。 審査員がパスポートと搭乗券のチェックをし、出国の印を押してくれます。
印を押されると出国したことになりますので、ここで手続きは終了になります。そして次の搭乗へ。
搭乗
画像引用元
出国審査が終わったら、あなたの乗る飛行機の搭乗ゲートと時間を確認しましょう。
場所によっては、出国審査場から離れている場合がありますので、時間に余裕を持って搭乗ゲートへ向かうと良いですよ。
搭乗の時間になったら、搭乗券や2次元バーコード、QRコードなどを準備して並びます。航空会社によってはパスポートのチェックをする所もありますので、案内を良く聞いて支持に従って下さいね。
搭乗の順番も、ファーストクラス、ビジネスクラス、赤ちゃん連れの方、手助けが必要な方が先に搭乗でき、次にエコノミークラスの方になります。
飛行機に乗るチケットがスキップやタッチ&ゴーの場合、出発時間のの10分前には改札機にタッチしておきましょう。
- 羽田空港 国際線
- 羽田空港 国内線 第1ターミナル
- 羽田空港 国内線 第2ターミナル
- 成田空港 第1ターミナル 国際線 国内線
- 成田空港 第2ターミナル 国際線 国内線
- 成田空港 第3ターミナル 国際線 国内線
空港ガイドマップ
搭乗までに時間があれば、免税店でお土産を買ったりレストランでゆっくりしたりと、せっかくなので空港内を満喫してみても良いですね。
上記の各空港内のフロアマップで、行きたい所をチェックしておくとムダな時間が省けますよ。
飛行機の乗り方動画
ここまで飛行機の乗り方の流れを説明してきましたが、下記の動画で見た方が分かりやすいと思います。
航空会社によってチェックインの仕方やカウンターが違いますが、上記のAir Asiaの乗り方を参考に動画を見ておくとイメージし易いですよ。
もし、チェックインカウンターの場所やどこに行けば良いのか分からなくても、インフォメーションで教えてくれるので安心して下さいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
初めて飛行機に乗る方や久々に乗る方は、いろいろ不安が多いと思います。その不安が少しでも解消される様に流れをまとめてみました。
羽田空港と成田空港、国内線と国際線でも多少の違いはありますが、大体の流れは同じです。
どうしても分からなければ、サービスカウンターで教えてくれますので安心して下さい。まだ国内ですので、みなさん言葉は通じますから。
今後も空港の就航会社が増える可能性もあります。そうなるとチェックインカウンターの位置が変わったりしますので、必ず行く前に確認して行きましょう。
飛行機に乗るまでに神経を使いすぎて疲れないように。そして、楽しい旅を。
その他、参考サイト
ありがとう。aya