鍋スープ保存方法|市販の残りや食べ残しは何日日持ちできるか

鍋 スープ 保存

鍋の悩み。残りのだし汁は保存できないのか…。美味しい鍋つゆの余りは、他の日にでもアレンジ料理として使いたい…。

今回は、食べ残りの鍋スープの保存。市販スープが使い切れず残った時の保存方法などを調べてみました。

そして、注意点も。

sponsored link

市販の鍋スープなどは、容量が多いので余る事もありますよね。

出来れば使わないスープを保存して、また鍋が食べたくなれば使いたいものです。使ってない鍋スープを捨てるのもモッタイナイですからね。

そして、食べ残った鍋のだし汁の保存方法も気になる方が多いと思います。旨味がたっぷりの鍋つゆ。出来れば保存して何かに使い回したい。でも心配…。鍋だしの残りは保存で何日持つのか…。

今回は、鍋スープの保存方法を自分の経験則では無く、色々と調べてみました。

あなたもご存知のように鍋スープは使いきりが基本です。そして、正しい保存方法はありません。食中毒をおこす危険があるので。ですが、注意点を抑えながらベストな保存方法を探してみましたので、参考程度に見て下さいね。

鍋スープ 保存方法
市販の鍋スープ(パウチタイプ)

鍋スープ 保存方法 パウチタイプ画像引用元

上記画像のメーカーが保存方法を推奨している事はありません。サンプル画像として使わせて頂いています。私が好きで良く食べているので。

パウチで鍋つゆの市販の商品は、どのメーカーの品も1回で使いきりになるのがほとんどだと思います。加圧加熱殺菌をしているので、封を開けると痛み出す事になるから。とは言っても、残って使わなかった鍋スープを保存して、別の日にまた食べたいですよね。

色々と調べた結果をお伝えしますが、基本的には確立した保存方法はないので参考にして下さいね。

常温保存

基本的にはNGですね。きれいな鍋に残った鍋スープを入れて、毎日、朝と夜に火を入れれば3日程度なら大丈夫かもしれません。

冷蔵保存

パウチを開けた口を閉じ、冷蔵庫で保存すれば3-5日程度なら大丈夫ではないでしょうか。

冷凍保存

しっかりと煮沸消毒などをしたタッパーなどに入れ替えて、冷凍庫で凍らせれば2週間から1ヶ月程度は大丈夫だと思います。

ネットショッピングなどで大手メーカーの鍋スープではなく、地方の鍋専門店などの販売ページを見ると、鍋スープを冷凍して配送するのがほとんどです。注意事項を見ると、冷凍で1ヶ月の保存。解凍すると冷蔵で3日の保存。との記述が多いですね。

2-3日中に食べるのであれば冷蔵保存。多少の日数が空くなら冷凍保存しておくのがベストではないでしょうか。

鍋スープ 保存方法
食べ終わった残りの鍋スープ

鍋スープ 保存方法 食べ終わった鍋つゆ

これは、非常に難しいですね。

鍋の種類・入れた食材・食べ方…などなどでも大分変わると思います。

鍋スープは食べ終わったスープがあっても、基本的には捨てるものです。ですが、次の日に雑炊にして食べたりうどんを入れて食べたりと、保存する人が多いのが現状だと思います。

ご紹介するにあたり難しいのが、食中毒を起こす危険があります。

あまり知られていませんが、2日目のカレーは美味しいと言って一晩寝かせて食中毒になることがあるんですよね。

食べ終えた鍋スープに関しては、食事に使っている箸を鍋に直接いれて食べていれば、危険性は高まります。鍋はみんなでツツイて食べたりするので、お上品に取り箸など使っていない方も多いと思うんですよ。

参考程度に見て下さいね。

常温保存

食べ終えた鍋ごとの保存や食べかすが残っていると、腐り始めるのは当然早まります。鍋シーズンの冬などであれば、そのままの常温保存で1日程度が限界ではないでしょうか。

色々調べてみると、「毎日、朝と夜に火を入れて沸騰させると保存出来る」という書き込みが沢山ありました。とは言っても、2-3日ぐらいだと思いますよ。

細菌の種類は沢山ありますが、ほとんどの細菌は沸騰すると繁殖をおさえたり死滅するとの事。毎日、朝と夜に鍋スープを5分程度沸騰させれば保存が出来ると言われます。

言われると言っても、食品衛生などに詳しい人は絶対におすすめしませんよ。

中には「1週間程度は毎日火を入れて鍋を食べている」なんて書き込みもありましたが、大変危険だと思います。食中毒にならなくてよかったね。と言うレベルですよね。

冷蔵保存

保存すると言えば一般的には冷蔵保存が一番多いですよね。それは、鍋も同じです。

鍋ごと冷蔵庫にいれて保存するのが一番ラクだとは思いますが、きれいな容器に入れ替えて下さいね。

上の常温保存と同じになりますが、食べかすを全て取り除き5分程度沸騰させて粗熱を取ってから冷蔵保存がベスト。この時に、小分けして容器に入れた方が良いですよ。

冷却する時間が短いほうが、細菌の繁殖が抑えられるので。

こちらの冷蔵保存でも、2-3日程度の保存ではないでしょうか。

冷凍保存

食べ残った鍋スープを、長期保存したい方がいるかは分かりませんが一応。

一番、長い期間の保存が出来るのではないでしょうか。と言っても2-3週間程度だと思います。2-3日後に残りの鍋スープを使うのであっても、冷凍してしまったほうが安心だとは思います。

上での説明と同じく、食べ残しをとり沸騰させて粗熱をとってからですが、冷凍庫で冷凍するならジップロックなどに入れアルミトレイの上に置き冷凍したほうが、短時間で冷凍できるので良いと思いますね。

調べてみて、私がするなら…の保存方法

  1. 網目が細かいザルで鍋スープをこす。普通のザルしかなければ、ザルの中にキッチンペーパーを敷いてこす。
  2. こした鍋スープをきれいな鍋に入れ替えて、5分程度沸騰させる。
  3. 大きな鍋に水や氷をはり、その中へ沸騰させた鍋スープを鍋ごと入れて粗熱をとる。
  4. 粗熱がとれたら冷蔵庫へ入れて、冷蔵保存。
  5. 翌日以降、毎日1回は沸騰させる。沸騰後は上と同じ。
  • もしくは、③番以降で冷凍保存にしてしまう。

こんな感じでしょうか。

実際やると面倒くさいですが、食中毒との危険と戦うのであれば「このぐらいの気収め」は最低限したいですね。ですが、食中毒怖いですよ。

鍋スープ保存の注意点

鍋スープ 保存 注意 ウェルシュ菌画像引用元

鍋スープを保存するにあたって、知っていたほうが良いことを分かりやすく。中には「そんなに気にしなくても大丈夫だよ」なんて言う方もいると思うので、

鍋のスープを保存するのに、一番気を付けなくてはいけない細菌がいます。

ウェルシュ菌。

この子は、他の食中毒をおこす細菌と違って熱に強い子なんです。

他の菌は、沸騰させたりすると死滅したりする事が多いのですが、この子は沸騰させても死にません。そして、一番元気になる温度が15-50℃ぐらいなんです。

人が熱いものを食べて、熱くて美味しいと味覚が判断するのが、約60℃程度。

「少し鍋がぬるくなったなー」なんて時が、一番元気になるタイミングなんですね。

ですので、鍋スープを保存する時は、一度沸騰させて他の細菌を殺してからウェルシュ菌との戦いになります。

沸騰させた後に粗熱をとる段階が、一番の注意しなくてはいけないタイミング。元気になる温度の15-50℃の時間をどれだけ短くできるかが、元気にこの子を増やさない事へつながります。

ですので、粗熱を取るときや冷蔵・冷凍保存する時は、小分けにしたりして出来るだけ冷却する時間を短くする必要があるんです。

心地よい温度を出来るだけ短くし、元気に増やさせない。

鍋スープ保存 注意点

そして、この子は酸素がないところが大好きです。

鍋であれば底が一番のベストポジション。酸素は少ないし食べかすは多いしと、最高の住み家なんですよ。

沸騰させるときなどは、鍋のスープを底から良くかき混ぜたりして酸素を多く取り入れたりすることも重要です。

酸素に多くふれさせたり、元気になる温度を極力短くすることが重要なのですが、あくまでもウェルシュ菌を元気に増やさない対策です。完全に死滅させる事が出来ないことを良く覚えておいて下さいね。

なので、鍋スープの販売元は「1回使いきり」が当たり前。

鍋・スープ・カレーなど、大量に作って翌日などにも食べることが多いメニューで食中毒を起こすのは、ウェルシュ菌が多いんですよ。

鍋であれば、カレー鍋の残りやモツ鍋などのスープの保存など、トロミがあったり油が多い鍋は注意が必要です。温度がなかなか下がらないですからね。

鍋スープに限らずですが「保存するのには不衛生だな」と思う物や事は、保存を諦めることも重要です。もし保存するのであれば、上で記述した食中毒と隣合わせなことだけは覚えておいて下さいね。

保存後に食べる時には、見た目・臭い・味覚などなどで判断して、少しでも「おかしいな」と思ったら廃棄しましょうね。そして、加熱しても死滅しない細菌がいる事も覚えておいて下さい。

鍋スープ 保存方法
鍋残りスープのアレンジ料理

鍋 残りスープ 料理

鍋スープを保存するあなたは、お好きなアレンジレシピなどがあるとは思いますが、クックパッドから定番では無い残りの鍋スープレシピを探してみました。

気になるレシピがあったら、作ってみてくださいね。

♥お鍋の残りのだし汁で炊き込みご飯♥

鍋スープ 残り アレンジ料理 3レシピはこちら。

材料

・お米・お好きな食材

炊き込みご飯に鍋のスープを使っても美味しそうですよね。食材を足しても良し。鍋の残った食材を足しても良し。色々な鍋スープで楽しめるので良いですね。

おでんの残りつゆで、茶碗蒸し

鍋スープ 残り アレンジ料理 4レシピはこちら。

材料

・玉子・お好きな食材

おでんでは無く、鍋の残りスープでも同じです。このレシピが蒸し器を使わず、説明が分かりやすかったので選びました。茶碗蒸しも美味しそうです。

鍋の残りをカレーうどんにリメイク

鍋スープ アレンジ料理 1レシピはこちら。

材料

・カレーのルー・うどん・めんつゆ・チーズなど。

鍋のしめにうどんは定番ですが、鍋のスープ自体をカレーに味を変えてしまうレシピです。確かに味を変えてカレーにしたら美味しいでしょうね。

お鍋の残りdeあんかけ焼きそば

鍋スープ アレンジ料理 2レシピはこちら。

材料

・焼きそば・キャベツ・片栗粉など。

あんかけにして食べるレシピです。なるほどですね。何の鍋でも片栗粉でとろみをつけて麺類と食べたら美味しいでしょうね。ご飯の上に乗せて、中華丼風にしても良いかも。

☆リメイク☆鍋のあまりDEお好み焼き!

鍋スープ 残り アレンジ料理 5レシピはこちら。

材料

・キャベツ・玉子・小麦粉・お好みの食材

鍋の残りスープレシピではありませんが、残りのスープも具材も一緒にお好み焼きにしてしまうリメイクレシピです。鍋の種類によって色々なお好み焼きを楽しんで下さい。

鍋スープ 保存方法
みんなの鍋保存事情

まとめ

鍋スープの保存でも、使っていないスープと食べ残りのスープとでは全然違います。

長期すぎる保存は出来ないと思いますが、一度沸騰させてから急速に冷やして冷凍保存にしてしまえば一番安全だとは思います。そして、食べる時には食中毒のリスクがある事を思い出し、自己判断するしかありません。

節約で残しておきたい。美味しそうだからモッタイナイ。

などなど色々な考えがありますが、少しの違和感があったら廃棄する事も重要だと思います。体長を崩してはどうしようもないですからね。

保存期間を確定してお伝えする事は出来ませんでしたが、多少の判断基準にしていただければ嬉しいです。

その他、鍋に関連する参考サイト

鍋ライフを楽しんでね。

ありがとう。aki

sponsored link
Ads Blocker Image Powered by Code Help Pro

Ads Blocker Detected!!!

We have detected that you are using extensions to block ads. Please support us by disabling these ads blocker.