2月3日の節分。
毎年、楽しく豆まきしてるけど、大豆の食べる数を間違えていませんか?年齢は年齢ですけど!
由来から、食べる数、残った大豆の食べ方など色々調べてまとめてみましたよ。
節分の由来を分かりやすく
鬼は~~外。福は~~~内。そろそろですね。節分の2月3日。
掛け声の通りで、鬼を外に追いやり福を招き入れるのは知っていますが、そもそもの由来から見て行きましょう。
節分は、字の通りで 季 節 を 分 ける日です。
立春・立夏・立秋・立冬の、立春の前日が、節分。
昔は寒い冬から暖かい春になる立春を一年の境として考えていたそうで、その立春の前日を、今で言う大晦日のように考えられていました。
一年のスタートを迎える前に、次の年も元気で笑って幸せな一年になるように。との願いを込める行事です。
昔は2月3日が大晦日。カウントダウンで花火もあがりませんし、紅白歌合戦も見れません。
季節の変わり目には、邪気(鬼)が出ると考えられていて、その邪気を追い払う儀式としてがそもそもです。
豆をまくのは、昔は穀物や果実に邪気を払う力があるとされていて豆をまいたのが始まり。お米なども昔はまいていたそうですよ。
そして『福はーーー内』と、まいた豆を年の分だけ食べて厄除けをし、無病息災を願うのです。
豆まきのそもそもは、おとなりの大国、中国さまから伝わった行事。厄払い・厄落とし・鬼やらい・鬼走りなどとも呼ばれ、鬼を追い払う儀式が最初です。
日本に入ってきて初めて行われたのが706年で、記録も残っているそうですよ。歴史があります。
節分は、大豆をまくのが昔からの正しい行事になりますが、最近は落花生の地域も多くなりました。中にはとんでもない豆で節分をする方も。
『節分の豆の種類に落花生?驚きの豆も!!!みんなの豆事情を調査!』でわかりやすく説明しているので、見てください。こちらを見ていただくと歴史なんて関係ない方がいるのが分かりますよ。
この記事を見ているあなたは大丈夫ですよね!
大豆の数は何個食べるの?何個食べてたの?
大豆をこよなく愛するマメラーの方が年々増加しているとニュースでよく聞きますね。最近。
食べすぎてないですか?もしくは足りなくないですか?
軸は、数え年の数を食べます。節分が始まった時代には、数え年が年齢でしたので。
今年に誕生日を迎える年齢(数え年)
1月が誕生日なら、今の年齢の数。5月が誕生日なら、今の年齢+1個の数ですね。
今まで食べる数が足りていなかったあなた。取り戻そうとして、今年に欲張って食べないようにして下さいね。
そして、食べる数には2種類あります。
年の数だけ食べる派(数え年)vs 年の数にプラス1個食べる派(数え年+1個)
この熱い戦いが、毎年行われています。
- 年の数だけ食べる派は、年の数だけ豆を食べ年の数だけ福を取り入れる。
- 年の数にプラス1個食べる派は、来年まで福を取り入れる。
こんな願いと戦いがあると言います。
プラス1個派は欲張りな考え方で、どうせなら長い期間のほうが良い。と思った方が多いと思います。それは欲張りではなく由来で見ていただいた通り、昔の節分は今の大晦日。
プラス1個は、翌日からの来年のための1個なのです。
欲張りボーイな訳ではありません。
今では、どちらが正しくてどちらが間違っているという事もなく、昔からの食べる数を守り、立春を今の元旦として考えるのならプラス1個派。
いやいや
元旦は1月1日でしょ。昔は昔、今は今。と考えるなら年の数派。になります。
近頃は、昔の風習や行事が行われなくなってきています。
わたくし個人的にはプラス1個派で、なぜプラス1個なのかの由来をまわりに教えてあげて、節分トリビアを広め昔の行事のまま残していただきたいですね。
信じるか信じないかは、あなた次第です。と。
ちょっと待って!まだ始めないで
食べる数を確認し『ではそろそろお父さん。鬼に変身して』と、なる前に。
大豆を煎って下さい。煎った大豆を福豆と言います。
最近の市販されている節分用の大豆は福豆がほとんどなので、買われる方はそのままでも大丈夫ですけどね。
なぜ、大豆を煎るのでしょうか?
これは、むかし昔の家には土間と言って床が土の部屋がありました。その土の上に大豆をまくと…芽が出てしまいますよね。
芽が出ると災いが起こると言われていて、煎って芽が出ないようにしていたのです。
鬼に変装したお父さんをリビングで少し待たせ、福豆を作って下さいね。そして、全員そろってから初めて下さいね。
正しい、まき方もあります。
外に向かって『鬼はーーー外。鬼嫁はーーーー外。』と2回まきます。そしてすぐ窓をしめ、部屋に向かって『福はーーー内。福はーーーー内。』と2回まきます。
これを全部屋、全窓から行います。
そんな事を言っても、小さなお子様などがいたら気にしていられません。楽しくやって下さい。
豆の食べ方
では『福はーーー内』と、部屋中に福を招き入れた大豆を食べますが、年齢を重ねるとかなりの数になりますよね。
お好きな方はバリバリと食べてしまっても全く問題ありませんが、福茶をご存知でしょうか?
年の数の大豆から3粒と、梅干し・塩昆布を入れて、熱いお茶をかけて飲みます。梅干しなど無ければ大豆とお茶だけでも大丈夫ですよ。
食べた事と同じご利益があるそうなので、試してみてくださいね。
福茶のポイントは、よく大豆を煎る事と熱いお茶にする事。よく煎ると香ばしさが増し、お茶との相性もバッチリです。
あとは『鬼はーーーーー外。福はーーーーー内。』と、やるだけやったは良いけど、大豆の袋の中にはまだ残っていませんか?
残りの大豆は、どのように食べても構いません。
主婦の見方!クックパッド様で、大豆を使った簡単料理を探したので参考に。
生姜と大豆の炊き込みご飯
http://cookpad.com/recipe/1245942
材料
●大豆 ●生姜 ●だし汁 ●醤油 ●みりん ●酒
炊き込みご飯にしてみては?
節分豆煎り味噌豆
http://cookpad.com/recipe/2105642
材料
●大豆 ●味噌 ●砂糖 ●酒
箸休めに良い一品ですね。
節分☆豆菓子
http://cookpad.com/recipe/1026896
材料
●大豆 ●砂糖 ●水
お菓子にしちゃおう!これなら大量消費も問題ないですね。
1日で、大豆をこれだけの数を食べる日はなかなか無いので、美味しくいただきましょう。
まとめ
- 節分。立春の前日で、季節を分ける日。
- 昔は、節分が今の大晦日であった。
- 翌年の厄除けをし、無病息災を願う行事。
- 季節の変わり目には、邪気が出ると考えられていた。
- 穀物が、邪気を払うと言われていたから豆をまく。
- 食べる数は、数え年の数が基本。
- 昔からの食べる数は、数え年+1個。
- 現代は、12月31日が大晦日になるため、数え年の数を食べる人もいる。
- 大豆は煎って、福豆にする。
- 正しいまき方は、外まき内まきを2回づつで、間は窓を閉める。
- 年の数を食べるときは、お茶に大豆を入れ福茶にしても良い。
いかがでしたでしょうか?
食べる数に関しては、今まで少なかった方も多いのでは?今年からは間違えないようにね。
地域によっては豆も大豆ではなく落花生だったり、子供が小さいとチョコレートをまいている。なども色々あり、調べてみると楽しいものです。
由来などの事はしっかり抑えておいて、後はご家族ごとに楽しく行なっていただけたら嬉しいな。
その他、節分参考サイト
皆様にとって、楽しく元気な1年になりますように。
ありがとう。aki