ひまわりの種取りは、収穫時期の見極めとシッカリとした乾燥を行うのが非常に重要です。
今回は、画像をたくさん使い分かりやすくご説明しますね。
向日葵の種の取り方は、鳥からの被害を抑えることも結構重要です。本当にアイツラ食べちゃうので(笑)
是非、参考にして下さいね。
毎年の夏。
私の実家では、ひまわりが咲いていました。
5月前後に種を植え、8月の夏本番に元気なヒマワリを楽しんで、9月末から10月くらいに種を取り保存する。
昔は私の仕事だったな…
そんな懐かしい思い出を振り替えりつつ、今回は、ひまわりの種の採り方や収穫時期のPOINTやコツなどを、ご紹介したいと思います。
鳥に種を食べられる被害を抑える方法
これは結構重要ですよ。
通常は土壌に植えたヒマワリのまま乾燥させるのですが、鳥の被害がある場合などは切断してしまって別の場所で乾燥させる事も出来ます。
ひまわりが下を向いてから、茎から切断して乾燥さましょう。
その切断するタイミンがPOINT。
上の画像のように、ひまわり全体が青々している状態だと早いので、このような場合はまだ切断しないで下さい。
まだ土壌の水分や養分を吸い上げてますのでね。
この画像のように、下の葉が茶色く枯れだし、茎も黄色く変色していると枯れ上がってきている状態なので、このような場合は茎からカットして、別の場所で乾燥させて下さいね。
乾燥するまでは我慢です(笑)
風通しがよい網戸の前に新聞紙を敷き並べても良いですし、洗濯物を干す角ハンガーで洗濯バサミでつまんで吊るしても良いですね。
注意点は、切断後も鳥に食べられない箇所で乾燥させて下さい。見つかると…ビックリするくらい大量に無くなりますので(笑)
収穫時期の見極めPOINT
ひまわりの開花から、約1.5ヶ月程度になれば収穫できる頃になると思います。
大まかな時期は10月前後ですかね。
画像の様に下を向いた状態で、ひまわりが咲き終わって種が実り、種の重さで下を向いた状態が最低条件です。
種を取るには乾燥しているかの見極めがPOINT。
茎や葉の色が変色して茶色くなり、カラカラの状態がベストです。上記画像の状態程度は最低限乾燥が必要ですね。
ひまわりの花の乾燥具合はこの上の画像程度になれば大丈夫ですが、ベストは花粉が全て落ちて種がむき出しになっているのが、完全に乾燥している収穫時ですね。
この画像程度の乾燥であれば、手で触ると乾燥した花がボロボロと取れると思いますので、中心の花を落として中心の種が乾燥して黒ければ大丈夫です。種は周りから乾燥が始まり黒くなりますので、中心が黒ければバッチリ。
そんな状態であれば、茎から切断して下さい。
数本の種の取り方と大量の収穫方法
上記で説明した状態まで乾燥しているひまわりの種は、指で触るだけでもボロボロと簡単に取れますね。
逆に簡単に種が取れない場合は、もう少し乾燥させて下さい。
数本のヒマワリであればこの取り方で問題無いですが、注意点が1つあります。
素手ではなく、軍手やキッチン用手袋などを装着して種を取ったほうが安全ですね。結構チクチクしますから。
大量にひまわりの種を取る場合は、上の画像のようにアミを用意してヒマワリを擦り付けるとボロボロと一気に取れますので楽ちんです。
ひまわりの種との最後の戦い
画像引用元
重要なのが取ったひまわりの種を、もう一度乾燥させる事です。
天候が良い日に天日干しをして下さい。3日程度は最低でも必要です。この作業がないと、カビが生える原因になりますのでシッカリと。
上の様な天日干し用のアミが無ければ、新聞紙を広げてヒマワリの種が重ならないように広げて干して下さいね。
注意点は、鳥に食べられない箇所で干して下さい。
乾燥させる段階で無くなる事が多いですが、もし花のカスなどの種以外の物が目視でも分かるようでしたら、取り除いて下さい。
種に付いているようでしたら、揉み洗いのように種を手に取りこすると取れます。
そして、そのカスを取るのに簡単なのは、扇風機で風を送ってあげると簡単にカスを飛ばして取り除けますので是非。
扇風機の前で、種を上から落下させるとバッチリですよ。
保存方法
こんな画像のような密閉容器に入れて、保存して下さい。
私はいつも、中身が見えるビンの密封容器を使っていますね。
保存場所に関しては、冷暗所で大丈夫です。直射日光が当たらず湿気が少ない所ですね。よく冷暗所との表現がありますが、冷暗所のベストが下記になります。
- 冷蔵庫
- コンロやシンクまわり以外のキッチン戸棚
- 床下収納
- 1日中日陰の風通しが良いベランダ
こんな箇所が、一般的に言われる冷暗所になりますので、あなたの自宅でベストな場所を探して下さいませ。
食べる・絞る・植える
ひまわりの種を収穫したら、3つしか利用方法は基本的にはありません。
- 皮を剥き食べる
- 絞ってひまわりオイルを作る
- 埋めてひまわりを育てる
ひまわりの種を食べるには、まずはコレ
食べるに関しては、まずは一番シンプルの人気レシピをクックパッドからご紹介します。
この食べ方以外のレシピになると問題がありまして、皮が剥かれている市販のヒマワリの種レシピばかりなんですよ。皮の剥き方!POINTを教えますね。
- ひまわりの種を持ち、尖った方を上に向ける
- 尖った先端を口に入れて噛み、割れ目を入れます
- 割れ目に爪を入れると、ポロリと剥けますよ
結構、地味な作業なのですが、慣れるとバシバシ剥けますのでヤッてみてください。最初は割れ目を入れる力加減が難しいですが、数回のチェレンジで出来るようになると思います。
そして、皮を剥いたひまわりの種をそのまま生で食べても美味しいですよ。
カシューナッツのような味で、香ばしくクセになる感じです。是非、そのまま食べてみて下さいね。
ひまわり油にする事は出来るのか
これは一般家庭では出来ないですね。
簡単にひまわりオイルの作り方を調べてみました。
- 種を加熱し圧力をかける
- 原油と油カスに分別する
- ろ過機などで不純物を取り除く
- 280gのひまわり油を作るのに、80本のひまわりが必要
無理です。自宅では到底作れませんよね。スーパーで買ってくださいませ。サンフラワーオイル。なんて名前でも売られていますよ。
誰でも簡単に植えて育てる方法
1番現実的ではないでしょうか。
私も以前はよく、毎年収穫したひまわりの種をプランターで育てて楽しんでいましたね。初心者向きで簡単なので、是非チャレンジして下さい。
- 種まき時期は4-6月
- 日当たりと風通しがよい場所で
- 朝と夜に水やりをする
- ぐんぐんと伸び元気に8-9月ごろ開花
結構ズボラな私でも簡単に育てる事が出来るのでオススメです。
種はぷっくら太っていて形が良い物が良い。とか言われますけど、私は適当に埋めて水・水・水…で育ててました。
見ると元気になれるヒマワリ。是非育ててみてね。
最後に
- 鳥の被害をさけるため、枯れてから切断をして乾燥させても良い
- 収穫時期は、開花から1.5ヶ月後で10月程度
- 乾燥したひまわりの種は、触るとボロボロ取れる
- 収穫後に、天日干しを3日程度する
- 保存は密閉容器に入れ、冷暗所へ
いかがでしたでしょうか。
何だか久しぶりに、ひまわりを育てたくなってしまいました。見ると何故だか笑顔になれますよね。
ヒマワリを楽しんだら、種はまず食べてから残りを保存し、翌年の5月くらいに植えて育てる。
この種の取り方を参考にして頂き、あなたの毎年の夏イベントになると嬉しいです。しっかり種を収穫し、来年の楽しみに。
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ありがとう。aki