こたつの乾燥対策|かゆみの理由第1位は…こたつ寝が超ヤバイ

こたつに入るとなぜ肌が乾燥して、かゆみが出てしまうのか?お肌の乾燥に悪影響を与えている理由は何なのか?

その、かゆみの原因から出る症状や取るべき対策をご紹介します。

またよくコタツで寝てしまう人に向けて、こたつ寝の危険性と注意点も簡単にまとめてみました。そして冬の水分補給がなぜ大切なのかもまとめてみたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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アナタはこたつに関する情報をどの位知っていますか?

日本独特の文化だから安全安心、体に害はないと思っていませんか?

こたつに関して知識をつけておかないと、後に大変な事にもなりかねないので、この記事を参考にこたつとの付き合い方を見直してみてください。

こたつで足が乾燥する原因と対策は…4つだけ!

こたつで足が乾燥する原因冬は乾燥の季節ですが、コタツなど暖房器具を使うとより乾燥しますよね。その原因について説明します。

こたつ大好きだけど乾燥も困っているアナタ!これを実践すれば乾燥知らずになれるかも。

水分補給がこたつでも必須

冬になると大活躍のこたつですが、実は水分補給が不可欠!

人体は約60%水分でできていて、その水分が汗で減る事により喉のかわきなど症状に出てきます。しかしコタツに入っていると常に水分を蒸発させているので、汗をかかなくても水分量は減っているんです。

汗をかけば水などでしっかり水分補給をしますが、汗をかいた自覚がないと喉を潤す程度にしか水分補給をしませんよね。

実は、こたつでの乾燥するサイクルはこんな感じ。

  1. 成人は通常1日に1リットルの量の汗をかく
  2. こたつで体温や気温が1℃上がる毎にかく汗の量が15~20%増える
  3. 体内は水分不足におちいり乾燥へ

というサイクルを断ち切るために、こたつに長く入る場合は以下の事を心がけてください。

  • 1.5リットルの水分を確保する
  • 一気に補給するのではなく、数回に分けて摂取する
  • なるべく水や白湯で補給する

ここでの水分補給も、コーヒーやお茶は尿になって出やすいので、体内に留まってくれる水や白湯がオススメ!

そして喉がかわいてなくても、飲む習慣をつけると乾燥から身を守れるので是非習慣化を心がけましょう。

クリーム保湿は乾燥の定番でありコタツでも定番

クリームは今や女性の必需品ですよね。特に冬は全身が乾燥してしまうので大活躍です。しかし塗り方や成分の効き目をわかっていないと効果半減なんて事も!

そこで、まず塗り方のコツとして

  • 真珠大くらいの量のクリームを指先に取る
  • 等間隔に置いていく
  • 腕は4つ、足は6つを目安に
  • 足の甲と裏にも1つずつ忘れずに
  • シワに沿うよう肌に浸透させながら揉み込むように塗る

この塗り方だとムラなくキレイに中までクリームの成分が浸透します。

さらに、成分の特徴として

  • 血の巡りを良くしたい場合 ▶ ビタミンE配合
  • 代謝を良くしたい場合 ▶ ビタミンA配合
  • 角質が硬くなるっている場合 ▶ 尿素配合

これを基準に選ぶようにするとより効果を高めてくれます。

他に白色ワセリンもコスパが良く、気兼ねなくたっぷり使えてオススメですよ。

また、乾燥対策だけでなく足のツボを意識しながらマッサージして塗っていくと、新陳代謝UP・美脚・体質改善にも効果がありますので実践してみてくださいね。

衣類のPOINTを抑えてこたつ乾燥にも役立てる

肌が乾燥していると衣服の化学繊維でもかゆくなりませんか?そこで直接肌に触れる肌着を天然素材のものにしてみてはいかがでしょうか?

天然素材の肌着といっても色んな素材がありますがオススメは

  • コットン
  • シルク

などの素材を選ぶと肌への負担がなく、保湿性もあり気持ちよく着られます。

逆に、避けたい素材は

  • ポリエステル
  • ナイロン

といった化学繊維たち。

化学繊維は保湿性が無いため、肌の水分を奪い乾燥や静電気が起きやすく、肌へのダメージもあるので避けるのが無難です。アレルギー持ちの方でなくとも、乾燥により肌が敏感になっていますからね。

そしてお肌のために、天然素材の衣類はサイズもゆったりめの物にすると血流を滞らせることもないので、リラックス効果や肌への負担も軽減出来ますよ。

さらに肌着だけでなく靴下も肌に優しい天然素材のものや、5本指のもので締めつけ感のない物を選びましょう。素足よりも天然素材の靴下を履くだけで防げますので。

また乾燥による足裏のガサガサには、入浴後ヤスリで削りクリームを塗って靴下で保湿する「靴下パック」をやってみてください。翌朝のしっとり感が違います(笑)

ちょっと削るのは…と削るのに抵抗のある方は「ベビーフット」という角質除去の商品もすごくスベスベになるので試してみては?

こたつが好きなら入浴方法や洗い方も気をつけよう

アナタは正しくお風呂に入れていますか?知ってるようで知らない、正しく入浴し身も心も整う方法をご紹介します。

まずは正しい入浴方法から

  • 睡眠の1時間前に入る (体が温かい状態で睡眠に入るのでぐっすり眠れる)
  • 38~40℃のお湯に設定する (熱すぎると皮膚の温度が高くなり乾燥の原因に)
  • 20~30分ゆっくり浸かる (徐々に体の中から温めていくと出た後も冷めにくい)

これだけです。簡単に出来ますよね。忙しくてシャワーだけの方もいると思いますが、お肌と体のためにはキチンと入浴しましょう。

そして乾燥を防ぐために、入浴後の化粧水やボディークリームを肌が完全に渇く前の「出た後5分以内」に塗って保湿するとより効果的ですよ。急いで~

次に正しい洗い方をご紹介

  • 髪から洗う (シャンプー剤などの残りもしっかり流せる)
  • 髪も体も最初にしっかりお湯だけで洗う (約80%の汚れが落ちゴシゴシ洗う必要がない)
  • 石鹸は手で泡立ててからのせる (じかにつけると毛穴に詰まる可能性が)

どうですか?出来てますか?難しいことは無いですよね。

この時に弱酸性の石鹸を使用したり泡タイプのボディソープを使ったり、肌に負担のないタオルを使用するとより肌への負担を軽減でき乾燥から守ってくれますよ!

この正しい入浴方法と洗い方で乾燥とサヨナラしちゃいましょう。

あなたは…温熱じんましん?

こたつの乾燥 温熱じんましん温熱じんましんという言葉はあまり聞いた事がないですよね?

しかし誰にでもなりうる症状なので、原因・症状・対処法・起こりやすい状況・なりやすい人・注意点を詳しく説明していきますのでチェックしてみて下さい。

こたつでかゆいなら…温熱じんましんが原因かも

温熱じんましんは急に体が温まると血行が良くなり肥満細胞が刺激を受け、ヒスタミンという化学物質を出すことにより発症する皮膚のかゆみの事です。

つまり体が急に温まり皮膚が刺激を受け、腫れ上がりじんましんになってしまう症状。かゆみが起こる原因がヒスタミンであり、全身になる場合と局所になる場合がありますが、特に汗のかきやすい場所に多くみられ、他にけいれんや脱力感を引き起こすことも…。しかも夏より冬のほうが症状が出やすいんです。

この体温が急に上がると聞いて思いつくのは

  • こたつやストーブなどの暖房器具
  • カイロや電気毛布
  • 入浴時

などがありますよね。冬になりやすいのも納得です。

あなたは、こたつに入った時にかゆみを感じていないですか?怪しいと思った方は早めに皮膚科を受診しましょう。

温熱じんましんの症状はこんな感じ…

体が全体的に温まった時に出てくる「全身性」と、特定の箇所が温まった時に出てくる「局所性」があります。

症状として

  • こたつなどの暖房器具に弱く、温まると更にかゆみが増す
  • 入浴後に足や腕にかゆみを感じる
  • 小豆大くらいの湿しんが出来、かゆみが強い

このような症状がある方は皮膚科に行ってプロである先生に聞いてみましょう。

また似た症状にコリン性じんましんというものがあります。間違いやすいですが、こちらは発汗により生じるものなので、どのような状況でじんましんになったのか把握しておくといいと思います。

かゆい温熱じんましんなら対処方法を覚えよう

温熱じんましんはヒスタミンという化学物質がかゆみの原因で、皮膚の温度が40~50℃まで上がってしまっている状況です。

そんな時は、下記の対処方法を試してみてください。

  • こたつ使用時は弱の温度設定にし、直接熱が当たらない様な格好をする
  • かゆみの部分を冷やし熱をとる
  • 熱い温度設定による長風呂は控える
  • かゆくてもガマンして様子をみる。かくと皮膚が傷ついてしまうので

以上が自分で出来る対処方法です。

温熱じんましんになってしまった方も、まだ症状の出ていない方も上記の方法で対処してみて下さいね。

また、お風呂のお湯に関してですが、一般的な水道水には人体に影響がない量(規定量)の塩素が含まれています。

その成分が乾燥する原因の1つとも言われているので塩素を取り除く入浴剤を入れたり、入浴後にローションやクリームを塗るなど保湿対策をしっかりしましょう。「肌潤風呂(はだじゅんぶろ)」という商品が肌を乾燥から守ってくれたり、塩素を除去してくれるのでオススメですよ。

それでもガマン出来ない場合は早めに皮膚科を受診しましょう。その方が治りも早いですから!

温熱じんましんが起こりやすい状況は…

上記でも説明しましたが、特徴としては急に温めるとなりやすいという事です。急に体が温まる状況としてはこんな感じでしょうか。

  • 暖房器具の熱が直接あたる
  • 「強」設定のこたつの長時間使用
  • カイロなどで一カ所だけ体温が急激に上がる
  • 冷えきった体で熱湯風呂に入る
  • 運動により急に体温が上がる
  • ホットドリンクを飲んだ

一見、こんな事で?と思いがちですが、あなたも想像してみてください。どれも急に体が温まる状況だと思いませんか?

特に冬の時期に起こりうる可能性が高いので、徐々に全体を温めるという事を意識付けしておくと良いですね。

また、普段ほとんど運動をしないあなたも要注意ですよ!

たまに運動すると体が慣れていないため、急な体温上昇から温熱じんましんを発症してしまう事も。そんな事にならないように、健康のためにも普段から30分程度のお散歩でもしてみましょう。運動不足の私も頑張ります(笑)

セルフチェック!温熱じんましんになりやすい人は?

ここまで見てきて、あなたはどうでしたか?ちょっと気になるところはありませんでしたか?そんなあなたも簡単にセルフチェックをしてみましょう。

下記の項目をチェックしてみて下さい。

  • 寒さに弱い
  • 適正体重より軽い
  • 手先・足先が冷たい
  • すぐ肌荒れする
  • 肌がカサカサしている
  • 運動する習慣がない

どうですか?アナタも当てはまる項目がありましたか?

当てはまる項目が多かった場合は特に要注意!体内に脂質が足りなかったり運動不足だと、肌の乾燥にも影響が出ますので普段から体を冷やさない・保湿するなどの対策を。

またお肌のためにも水分補給だけでなく、食事内容も脂身を摂りお散歩やストレッチなど簡単な運動を行い、内側から潤すように心がけましょう。

温熱じんましんの注意点を覚えておこう

温熱じんましんにならないために、ちょっとした注意点があるので生活の中で意識してみてください。これだけでも違いが出ると思いますよ。

気を付けたい注意点は

  • 暖房の風が直撃する場所は避ける
  • 室内の温度設定を低くし、外との温度差がありすぎないようにする
  • カイロや湯たんぽを使わなくてもいいように、生活習慣や食事内容を見直す
  • 保湿対策を徹底し、肌のバリア機能を正常にする
  • キムチなど刺激の強い食べ物を控える
  • 食後30分はゆっくり過ごす
  • 安眠できる体制を整え、なるべくストレスを溜め込まないようにする

こういった事に注意が必要です。すぐ取り入れやすい事からちょっと面倒な事まであげましたが、少しの心がけでなりやすい体質の方でもならずに済むので、ぜひ頭に入れておいてください。

かゆいの先は…皮脂欠乏性湿疹…

こたつの乾燥 皮脂欠乏性湿疹冬になると痒くてたまらなくなる時ってありますよね?乾燥しているから~と軽く見てると危険ですよ。その症状は皮脂欠乏性湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)または乾皮症(かんぴしょう)の可能性かも?原因や症状・対策と順に見ていきましょう。

原因を知ると皮脂欠乏性湿疹は誰でもあり得る

皮脂欠乏症湿疹(ひしけつぼうせいしっしん)とは乾燥肌が悪化した状態で、カサカサの白い粉がふいて皮ふが剥がれ落ちたり、乾燥からかゆみが出てそこから湿疹になる症状の事をいいます。

簡単に説明すると、

  1. 肌が乾燥する
  2. 肌バリアーが壊れかゆみが出る
  3. 皮膚をかきむしる
  4. 炎症を起こす
  5. 悪化し湿疹がでる

といった感じに進行していきます。このサイクルを見ると、誰にでも起こりうる事と思いませんか?

私も以前経験しましたが、とても辛い思いをしました。湿疹が出た後も皮膚科に行かず、かいてしまったため関節を動かすだけで皮膚が割れ指は数倍に腫れ上がり、かゆいし痛いわで仕事にもならず、とても大変でしたし人に手を見られるのが苦痛でした。

私の様になる前に湿疹が出たなと気づいたら、直ちに皮膚科を受診し治療しましょう。早く薬を塗ればしっかり治りますよ!

年寄りに多いとはショック…皮脂欠乏性湿疹の症状

人は年とともに多かれ少なかれ肌の乾燥を感じますが、年が増せば増すほど皮脂の分泌が減り乾燥がひどくなり皮脂欠乏性湿疹になりやすいんです。

しかも男性より女性の方が早くから発症しやすいんですって…。女性の皆さん、早くから対策を取りましょう。

そんな年寄りに多い湿しんは、皮ふが赤くなりブツブツが出来たり、皮膚がかたまりで剥がれ落ちたり肌表面が粉をふいたりもします。もっと症状が悪化するとひび割れや亀裂が入ることも…。

特に出やすい部位は

  • ひざ下
  • 腰まわり
  • 背中

この部位は念入りに保湿対策を行ってください。背中などは手も届きにくく、イライラしてストレスになってしまうので入浴剤で潤すというやり方も。

皮脂欠乏症湿疹は高齢者に多く見受けられる症状ですが、私は若いから大丈夫って言ってる20代の若者たち!あなたでもなる可能性がある皮膚炎なので、若いからと過信せず注意しましょうね。

皮脂欠乏性湿疹の対処方法はヌリヌリだね

とにかく乾燥させないこと!これが一番大事です。

肌が乾燥していると感じた時点で外側からしっかり保湿し、内側からは水分補給をしっかり行います。お肌の保湿には尿素・ワセリン・グリセリンが配合されているクリームなど、安くてどこでも買える物もあるのでチェックしておくと良いかも知れません。

もうすでに皮脂欠乏症湿疹になっている場合は、お医者さんで処方される薬を使用しましょう。ステロイド外用薬や抗ヒスタミン内服薬を必要に応じて処方してくれますよ。

自己判断で市販のクリームを塗っていると、さらに悪化してしまう場合もあるので、かかってしまった方は早めに皮膚科で診てもらって下さいね。

季節の変わり目など乾燥が気になり出したら、皮脂欠乏症湿疹になる前に保湿剤を塗ったり、肌に負担のかからない石けんなどで優しく洗うなど対策を心がけて。早め早めの対策を、です。

加齢と認めたくない…皮脂欠乏性湿疹が起こりやすい状況は…

皮脂欠乏症湿疹起こりやすい状況をご紹介しますね。

起きやすい状況は「外からの刺激によるもの」と体の「内側からの原因によるもの」という大きく分けて2つの要因があります。それが具体的にどんな事かと言うと…

外からの刺激とは

  • 洗浄力の強い洗剤や薬剤を使用することにより肌の潤いが奪われる
  • 暖房器具による乾燥で体内の水分量が減る

体内の原因とは

  • 加齢によるもの
  • 食生活の乱れ
  • 皮脂やセラミドなどの分泌低下

こんな事が原因で起こりやすい状況になってしまうんですね。個人的に認めたくないですが、やっぱり加齢によって引き起こされるのも事実…。

ただ加齢だけでなく普段の生活でも起こる可能性もあります。

特に現代は、物が発達しすぎているので体の機能も低下しやすいため、物に頼りすぎて体の機能が衰えない様に、生活スタイルを見直すのも起きやすい状況を防ぐPOINTになりますよ。

皮脂欠乏性湿疹になりやすい人がいます!

年令に関係なく環境や状況でなりやすい人と、なりにくい人がいます。なりやすい方はこんな方々…。

  • 毎日水やお湯に多く触れる理美容師や主婦
  • 皮脂腺の機能が十分でない高齢者や幼児
  • 運動不足の方
  • 暖房のきいた部屋に長時間いる方
  • こたつなどの暖房器具を長時間使用する方

当てはまる方は特に注意が必要です。って…誰でもなりそうな…って思いませんか?

今は便利な物が溢れていて体の機能も低下しやすく、誰でもなる可能性は十分あります。こたつなどの暖房器具も適正な使用方法をしっかり理解し、その事を頭に置いて生活すると良いかもしれません。

とはいえ、寒いと暖かい部屋やこたつから出られないですよね。そんなあなたも、直接お肌に温風が当たらないようするとか、乾燥しないように工夫してみて下さい。

皮脂欠乏性湿疹の注意点は?

もしかして皮脂欠乏性湿疹になっちゃったかな?という方、もしくは予備軍の方、普段の生活でやってしまいがちな事に注意すれば回復したり予防にもなりますよ。

まず皮膚のバリア機能が大きなカギとなります。バリア機能が正常に戻る事で皮膚も回復してきますので、以下のことに注意しましょう。

  • 水仕事の時はゴム手袋を使うことを心がけ、お肌に洗剤や水が直接触れないようにする
  • 室内の湿度をしっかり保ち空気の乾燥を防ぐ
  • 暖房の熱が肌に直接当たらないようにする
  • 入浴方法に気をつける
  • 入浴後も保湿を忘れずに
  • 肌に触れる物を天然素材に変えてみる
  • 唐辛子など辛いスパイスが入った料理を控える
  • アルコールを飲みすぎない

この様なことを意識してみて下さい。難しいことは無いですよね。

あなたが自分のお肌を大事にしていれば、お肌もあなたの頑張りに応えてくれますから。自分のお肌は自分で守りましょう!

こたつ寝のリスク…注意点を覚えておこう

こたつの乾燥 こたつ寝のリスク気持ちよくてうっかりこたつで寝てしまうなんて事、誰にでもありますよね?よくやってるし全然大丈夫だけど…って言っているあなた。続けていると重大な病気を招いてしまうかも…。

そんなこたつ大好きさんにも、こたつで寝てしまった場合のリスクを色々ご紹介していきますのでチェックしてみて下さいね。

こたつで風邪を引くの真実と原因は…?

子供の頃、こたつで寝てると親に「こたつで寝てると風邪引くよ!」なんて言われた事は無いですか?それって何か根拠があって言っているのかはあまり考えてこなかったんですが…

実はちゃんとした根拠があったんです!「こたつ寝すると風邪をひく」と言われるサイクルがこちら。

  1. 体が温まる
  2. 汗をかく
  3. 必要な水分がなくなる
  4. 脱水症状という状況になる
  5. 口・喉も乾きそこからウイルスが入ってくる
  6. のどがイガイガしたり、のどが痛くなる
  7. 風邪の始まりへ

というサイクルです。考えてみれば納得かも。

こたつ寝って必要以上に汗をかくんですね。寝ている時は気付いていなくても段々温まって熱くなり、体の水分が抜け乾燥して大好きな温度と湿度の口の中へウィルスが入り込み、風邪へとつながる。というのが「こたつで寝てると風邪引くよ」と言われる真実なんです。

あなたも言われてみるとそんな経験って無いですか?私も思い返すと確かにって思い当たる節が…。

また汗をかいたまま寝ているうちに、こたつ布団に入っていない上半身だけ汗で冷えてしまい風邪をひくというパターンもあるので要注意!

どうしてもこたつ寝をしたい方は、こたつ布団だけでなくもう1枚掛けて温度設定は弱で、水分補給 + マスクをして寝ましょう。ちょっとは違うと思いますよ。

こたつ寝から脳梗塞で亡くなる人もいるってホント?

場合によっては、こたつで寝てしまうと風邪だけでは済まない怖い病気につながる事も…。

体内の水分がなくなると血管も乾燥し、粘りのあるドロドロで流れの悪い血液になり血管内にかたまりが出来やすい体に。このかたまりが「血栓(けっせん)」と呼ばれるもの。

この血栓が脳や心臓への栄養を送る妨げとなり体全体に送れなくなってしまいます。

そのため、脳梗塞(のうこうそく)や心筋梗塞(しんきんこうそく)などの病気を引き起こす恐れがあると言われているんですね。

特に、ご高齢の方や高血圧気味の方は注意が必要です!ご高齢者は水分不足に陥りやすいので、ご家族は水分補給をこまめにしてあげて下さい。そして部屋の湿度も低くならないように気を付けましょう。

こたつ寝は脱水症状になる

自分が脱水症状を起こしていると感じた事はありますか?

運動後の汗のように目には見えないので感じにくいですが、人は何もしていなくても常に水分を蒸発させています。体質にもよりますが、通常1リットル~1.5リットルの水分が出ていっていると覚えておきましょう。

更に体が温まり温度が1℃上昇するたび、15~20%奪われる水分が増えます。

例えば、

こたつ内が40℃になっている状況で、うっかり寝てしまい朝を迎えました。そうすると、夜中失われた水分量はなんと900ccにも!

夜中だけで1日分 + 900ccもの水分を出しちゃってるとなると脱水症状になるはずですよね。しかも寝ていて水分蒸発に気づけず、水分補給も出来ない状況なのが恐いところ。なので、こたつ寝はなるべく控えることをオススメします。

便秘の人はこたつ寝が原因かも

実はこたつ寝をしていると、こんな悪循環を繰り返しているんです。

  1. こたつの温度で体温がいつも以上に上がった状態になる
  2. いつも以上の汗をかく
  3. 危険を感じた体が、排出されるだけの便からも水分を抜き取る
  4. 便の水分がうばわれ便が硬くなり便秘に

という感じ。

私も便秘に苦しめられているのですが、便秘には食物繊維と水分が必要不可欠です。なのに体からも便からも水分が奪われてしまうと聞くと、そりゃ便秘にもなるって想像つきますよね。

こたつに長時間入っているだけでも水分が奪われますので、便秘が悪化しない為にもこまめな水分補給を忘れずに!

そして、こたつ寝は気持ち良くて朝まで…なんて事もありますが、便秘気味の方は水分補給 + こたつ寝の見直しをしてみましょう。あなたの体のためですから。

体温調節が出来なくなる可能性がこたつ寝にはある

こたつってサイズにもよりますがこたつ寝をしていると、だいたい上半身が出ていませんか?

そうすると、

  • 上半身はこたつの外に出ているので冷えたまま、下半身はこたつのなかで温まる
  • そして寝る時には、体温を下げるため汗をかく
  • すると上半身は汗で冷える

というチグハグな体に、「え?どっち!?」と脳が混乱して体温を調節する機能が低下し、疲れやすくなったり免疫力が落ちて、終いには風邪を引いてしまうというワケですね。

こんな風に脳が迷わないように、お風呂でしっかり体全体を温め、ふかふかの布団で寝るのが一番です!

こたつ寝でヌクヌクしていると低温やけどへ

やけどって熱い物に触るからなるんじゃないの!?と思いますよね?

低温やけどはカイロや電気毛布など、触れる事が出来る熱さの物を長時間使用した場合に、皮下組織にやけどを負うことを言います。そして表面に症状として現れにくいので見落としがちですが、放置してしまうと重症になる恐れもある怖いヤケドなんです。

そう、あなたはもう気付きましたね。こたつも同じだって(笑)

例えば、

44℃の物体を3~4時間体に当てるだけで低温やけどを負ってしまうなんて事も。

さらに、こたつは設定を「強」にした場合60℃になる物もあり、長時間使用すると低温やけどの危険性がどんどん高まります。特に足は血の流れが悪く鈍感な部位なので、こたつ寝の間に同じ所が温め続けられ低温やけどになってしまい、そのまま気づかず放置して悪化してしまうなんて事も…。

そんな低温やけどにならないためにも普段からこたつの設定を「弱」にしたり、直接熱が当たり続けないように注意しましょう。

また、カイロを貼ったまま電気毛布と併用して眠るのも低温やけどを引き起こす可能性があるので気をつけて!

暖房器具の乾燥対策を簡単に

こたつの乾燥 暖房器具の乾燥対策ここまで色々言われると、じゃあ乾燥対策って実際どうすればいいのって悩みますよね?

でも安心して下さい。日々の生活にちょっと工夫するだけで簡単に出来る対策がありますので順にご紹介していきます。

エアコン暖房の乾燥対策

まず乾燥対策として机の上に水入りのコップを置いたり、濡れタオルを干したり、観葉植物を置いてみたりと水分がありそうなものを置いてみて下さい。

これだけでそこから水蒸気が出て室内を湿らせてくれるので乾燥対策にもなります。

そして次にエアコン暖房の温度。

あなたはエアコン暖房の温度を何度設定にしてますか?20℃?25℃?いやいや、28℃でしょって言っているあなた。

ご存知だと思いますが、環境省は「20℃設定」を勧めているんですよ。環境のため = あなたのためでもあるんですね。

そして高すぎる温度設定は必要な水分を部屋からだけでなく体からも奪っていき、気付かないうちに部屋もあなたもカラカラに。これじゃもう手遅れになり兼ねないですから。

その前に、環境省が勧める「20℃設定」にしてみて、寒いと感じた時は上着を羽織ったり少し動いてみると良いですよ。

20℃設定にして水分の出るものを置いておけば、頭もボーッとせず乾燥も防げて何でも集中出来ますね。私も気を付けます!

電気ストーブ・赤外線ヒーターの乾燥対策

電気ストーブも赤外線ヒーターも水蒸気を排出しないので、使っただけ部屋が乾燥していってしまいます。

乾燥対策としてエアコンと同じように、まず部屋干しが有効的です。濡れた衣類から水分が蒸発するので、洗濯物も乾き部屋も潤いムダがありません。部屋干し対応の洗剤を使うと、外で干した仕上がりとあまり変わりがないのでオススメ。

それにプラスして加湿器を置くと良いですね。今やコンパクトな物やデザインがオシャレな物、自分で除菌してくれる物や、空気清浄機と一体型の物まで種類は豊富にありますよ。

その他、フローリングの部屋なら掃除の際は、濡れ雑巾で床を拭いてあげると良いでしょう。床が潤うことで湿度も保たれ、部屋もキレイになる。一石二鳥ですね。

ただ注意したいのが、湿度が高すぎるとカビが生えダニが発生する恐れがあります。湿度計を置き40~60%内を維持する様に心がけましょう。

ホットカーペットの乾燥対策

ホットカーペットって温かいから素足で過ごす方も多いと思いますが、実は素肌が触れている所から水分が奪われているんです。

熱された鉄板をイメージしてみてください。そこに水が入ると蒸発しますよね。それと同じことが体内でも起こっています。

見た目、乾燥とは関係無さそうなホットカーペットでも乾燥を引き起こしていると思うと恐いですね。

対策としてはまず素足を止めましょう。靴下やタイツなど足を覆うことで乾燥を防げます。また、観葉植物を置くこともオススメ。

植物は葉や土から水蒸気を排出してくれるので、インテリアだけでなく乾燥対策としても役立ちます。電気代も手間もかからず、癒やしも与えてくれてとても優秀!

簡単に出来る事なので試してみてはいかがですか?

色々調べて…私のおすすめ暖房器具2選

こたつの乾燥 おすすめ暖房器具私も色々良さそうな暖房器具を探してみました。おすすめのポイントとして、次の点を考慮してあります。

  • 空気を汚さず、乾燥しにくい
  • 暖房能力の高さ
  • コスト感(本体価格や電気代等)

私が重視したのはこんな所です。ちょっと悩みましたが2機種を選びましたのでご紹介しますね。

サンルミエ・エクセラ7

こちらの商品は、遠赤外線で部屋を温めるヒーターになります。

冬は密閉空間になりがちなのですが廃棄の空気がクリーンなのと、全面のガードが「触れたらヤケドする」と言うような高温にならないため、病気の方・子供さん・ペットがいても安心な商品です。

音も静かで簡単に操作が出来て使いやすさ抜群!しかも省エネで自動運転にしていれば8時間使っても電気代が約98円と経済的。また、こたつの様に足元は温かいけど上半身は寒いという事がなく、長時間使っても冬のポカポカ陽気のようなほんわかした暖かさなのも良いところですね。

そして、ヒーターと言っても温風が出るわけではないので、乾燥もしにくくオススメです。

ただデメリットとしては、電源をオンにしてから暖まるまで時間が必要なので、朝少しの時間帯だけ急いで使いたいという方には向かないかも知れません。

デロンギ・マルチダイナミックヒーター

永遠のあこがれデロンギです(笑)この商品は、オイルレスヒーターとも言われているヒーターになります。

従来のオイルヒーターは、

  1. 電気の中でオイルを温める
  2. その温まったオイルがパネルを温める
  3. パネルから熱が放出され部屋を温める

という仕組みですが、このマルチダイナミックヒーターは、

  1. オイルではなく5本の発熱体が温まる
  2. パネルが温まる
  3. パネルから熱が放出され部屋を温める

という仕組みになっています。

なので、オイルヒーターに比べると温かくなる時間は早く、ファンヒーターやエアコンの様なモワッとした温風もなく、陽だまりのような柔らかい暖かさで体にも優しいヒーターなんです。

またニオイも音もなく健康的にしっかり暖めることが出来、乾燥もヤケドもし辛く温風が出ないのでホコリを舞い上がらないため、小さい子供がいる方・お年寄りの方・受験生の方のお部屋にも最適ですよ。

ただやはりデメリットはあります。

人気の海外ブランドという事もあり、本体価格がちょっとお高め。そして辛いのが電気代。これもお高め。ただ、置き場所を考えたり、エコモードを活用したり、サーキュレーターを併用してみたりと工夫をすればオイルヒーターよりは抑えられますね。

乾燥や健康的な面からみると、かなり良いヒーターなのでチェックしてみては?

最後に

冬は乾燥が付きものですが、保湿と水分補給が特に大事ですので家の中にいる時も、外にいるときと同じように対策が必要になります。

そして一概には言えませんが、こたつを「弱」で使用した場合の電気代はエアコンの電気代より安くなるのがほとんどです。

そんなこたつを上手く使うために、こたつの乾燥対策として

  • 水分補給はとっても重要!
  • こたつ寝はほどほどに
  • こたつの温度設定は「弱」にし、長時間の使用は避ける
  • 肌がかゆいと感じたら乾燥対策を
  • 自分だけでなく部屋の湿度もチェックを

こんなことを意識してみて下さい。

使い方や使用時間、自分で出来る乾燥対策をしっかりすれば、冬の強い味方になってくれるこたつ。上手に付き合い寒い冬を乗り越えましょう。

その他、参考サイト

ありがとう。aya

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