学生でも社会人でも一人暮らしをしていると『食費が節約できれば…』と思いますよね。
食費の節約方法はご存知の通り自炊が基本。そんな事のご説明ではありません。知っている人が少ない食費の節約術があります。
主婦の方にも、特に役立つ情報だと思いますよ。
先日、友人と食事をした時に教えてもらった情報があり、節約に関する記事を書くことにしました。
一人暮らしの節約がタイトルになっていますが、家庭を持つ主婦の方などの参考にもなります。毎月の支出を考えると、どうしても食費はそれなりにかかりますからね。]
今回は、私が一人暮らしをしていた時の食費の節約方法や、食費を抑える知られざる事をご紹介します。
一人暮らしの節約術
1ヶ月の支出の確認
まず節約するのであれば、1ヶ月の食費の支出がどのぐらいあるのかを確認する必要があります。
この把握が出来なければ、どんぶり勘定になってしまい節約出来ません。しっかり把握している人と、なんとなく把握している人とでは1ヶ月で5千円程度の差が出ると思います。
家計簿などを毎日つければバッチリですが、なかなか続かないのが現実ですよね。わたしもそうでした。
そんな時は、スマホでレシートを撮影して自動で家計簿をつけてくれるアプリを使ってみて下さい。
今は便利になりましたよね。買い物をしたらレシートをスマホで撮影。もしくはレシートを財布に入れておき、自宅に帰ったらスマホで撮影する習慣が出来れば簡単です。食費がいくらかかっているかなど簡単に見れ、節約できるはずです。
AppStoreで総合1位を獲得し、5ヶ月で100万人がダウンロードしたアプリ。テレビなどのメディアでも幅広く紹介されているReceRecoがおすすめですね。
追記:サービス終了「ReceReco」
2020年の時点で、利用者数が多く口コミが良いのが「マネーフォワード」ですね。
分かりやすい説明が、YouTubeで投稿されていますので一度見て下さい。簡単家計簿以外にも、人気があるのが分かる機能が沢山ありますよ。
レシート家計簿アプリ・オンライン家計簿アプリ「マネーフォワード」
Web版・AppStore・GooglePlayは全てココから。
もしあなたが、大体の支出しか把握できていなければ一度試して下さいね。最初は面倒かもしれませんが慣れれば簡単です。撮影するだけですから。しっかりと把握が出来るようになり、どのような買い物をすれば良いのかが分かれば使わなくても大丈夫ですので、最初だけは頑張ってみてね。
一人暮らしの節約術
食費を抑えるには市場の裏情報を知る
食費の節約術は、まず安い食材を買えればベストですよね。
食材が一般消費者の手元に回るには市場へ流通します。このしくみが分かると、どのタイミングで買ったほうが良いのかやどこで買ったほうが安いのかが分かると思います。
先日、市場で働く友人から聞いた裏事情をシェア。
野菜
青果を買うなら、スーパーでは無く八百屋で買ったほうが安いケースが多いですね。
野菜に限らずですが、沢山の流通過程があります。そして、野菜にもランク付けがあります。A品・B品・C品などと。
スーパーなどで売られている野菜は、見た目の形もよくランクも高い品を扱うそうです。鮮度もよく見栄えが良いものを扱っています。それに対し八百屋さんは、スーパーより鮮度が落ちていたり、見た目や大きさが悪いランクが少し低い品を扱っていたりします。全ての八百屋ではありませんが、この様な事が多いそうです。
ここで注目して欲しいのが鮮度。ランクが低くても高くても、市場に流通したときの鮮度は最初は変わりません。
全てのケースではありませんが、下記のような流通になります。
- 生産者→JA(農協)→全国の市場(卸業者)→スーパー
- 生産者→JA(農協)→全国の市場(卸業者)→仲卸→八百屋
この流れを見ても、スーパーのほうが流通が早いのが分かると思いますが、それだけでは無いんです。
スーパーは大量に仕入れるために、前もって卸業者に注文しています。数が多いのでJAから市場へ届いたらすぐスーパーへ流れる感じです。大量の注文なのがポイント。
それに対し八百屋などになると、同じく前日などに注文を仲卸業者へ入れますが、スーパーに比べれば当然注文も少ない。仲卸業者は卸業者と違い大口の取引先が少ないんです。
青果の仲卸で働く友人の一言にも納得しました。
『お客さんに順位をつけるのも失礼だけど、大口のお客さんとの取引を無くす訳にはいかないから、必然的に良い商品ほど大口に売るよ』との事。
そして、大口に優先して野菜を売っても、小口のお客さんが多ければ多いほど野菜のロスが仲卸業者は大きく出てきます。そのロスを回避するために、仲卸業者は冷蔵倉庫などがあり野菜をストックしているんですね。
毎日流通させる野菜は、ストックしている野菜から流していきます。ですが、八百屋を始めとするお客様は何日ストックしていた野菜かは分かりません。ダンボールのケースに日付の記載もありませんし。
その時に、野菜の状態が悪くなりだしていると安く流通し、状態が保たれているときはストックしていても普通の値段で取引するそうです。
八百屋も『この状態でもこの値段なら買う』などして、安くなった野菜を買っていきます。時には仲卸業者から『これだけの量が余ってるんだけど、◯◯円で良いから買ってくれないか』などの付き合いで、安く買うこともあるそう。
どちらにしても、鮮度が落ちそうになった時の話しです。
それだけならまだ良いのですが、そこから八百屋でも野菜を数日ストックできる倉庫があるんです。市場でストックしていた野菜が更にストックされることもよくある事。
八百屋は当然ですが、野菜の目利きは当然出来ます。
鮮度が悪くても商品として販売できる状態なら安く売ります。なので、中間マージンが少ないスーパーより八百屋の方が安い値段で買えるんですね。
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野菜を買うなら火・水曜日に八百屋で
一人暮らしで食費を安くするなら、野菜は絶対に八百屋で買おう。と言っても、企業努力や流通経路の差で全てではないので比較が最初は必要ですが…。
上でご説明したとおり野菜はストックされています。冷蔵倉庫ならまだ良いが、普通に常温で保管されている事もある。
鮮度が悪くなっていても腐っている状態ではありません。もっと言えば、腐った所は切り落としてもいるそうです。分かりやすいのがキャベツなど。茎を見ると手で葉を数枚ちぎった跡がよくあるそうです。そんな野菜が安く売らています。
一番安く買えるのが、八百屋の火曜日か水曜日
これは何故か?
全国の市場で多少は違うと思いますが、市場の青果部のお休みが日曜日と水曜日になります。水曜日休みは月に2回程度の月が多いそうですが。
その水曜日に八百屋も合わせて休業日になる事がほとんどで、八百屋は水曜日か木曜日休みが多いです。
水曜日休みの八百屋は、火曜日までにある程度売り切らなくてはなりません。ストックしている野菜で、木曜日までは保管できなそうな野菜を火曜日までに売り切ります。仕入れをしても月曜日まででしょう。
木曜日休みの八百屋も同じで、水曜日までに売り切ります。
水曜日は市場が休みなのに八百屋が営業している事がストックしている証拠です。日曜日に営業している八百屋もそう。そして木曜日休みにするのは八百屋にもメリットがあるんです。
それは、市場は木曜から動くので市場で水曜日にストックされていた商品を八百屋が買う確率が下がりますよね。
八百屋の休みの曜日が分かれば、その前日の夕方に行けば一番安い野菜が買えると思います。
八百屋が休み明けまで保管が難しいと言っても、自宅に帰ってラップして、冷蔵庫で保管すれば葉物の野菜でも一週間程度は腐らずに保管できるはず。食費の節約であれば、調理して冷凍保存もできますしね。
鮮度にこだわらず、食べれる野菜を節約するのであれば休みの前日に。
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肉と魚を買うなら
こちらに関しては裏事情がわかりません。ですが、私は一人暮らしの時から肉は肉屋さんで買っています。
値段に関してはスーパーと肉屋などで比較する必要がありますが、肉は肉屋で買うメリットがあります。
バラ売りで買えるのが大きい。
1人の食事になると、肉を使う量は100g程度だと思います。スーパーだとパック詰めになっていますが肉屋なら『100gを3つ下さい』などと注文出来るのが助かりますよ。
持ち帰り、そのまま一食分のお肉を冷凍庫へ入れて保存できますし。
魚に関しては、鮮度は魚屋のほうが全然良いことが多いと思います。
値段に関しては、鮮魚店の値段とスーパーの値段を比較して買ったほうが良いですね。野菜もそうですが、八百屋が安いと言っても全てではありませんので比較は必須です。
わたしが一人暮らしの時は、魚はあまり買いませんでした。正確に言うと買えませんでした。高いので。
ですが、安く魚を食べるには冷凍食品の魚を食べていましたね。
今の冷凍技術は昔と違い格段に美味しくなっています。わたしの家の近くには業務スーパーと言うスーパーがあるのですが、冷凍の魚もかなり豊富にあり安くて助かります。今もたまに買いますよ。
ネットで探すと冷凍の魚を買えるサイトもあるので、そんな所で買って冷凍庫に保存し食べたいときに焼いたり煮たりしても良いと思います。
私はよく熱海に旅行に行くのですが、干物を買って家で冷凍しています。
干物屋の方に聞いたのですが、1ヶ月でも2ヶ月でも冷凍すれば保存出来るそうです。味は少しずつ落ちるそうですが。
探してみました。こんなサイトも良いですね。
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私が行なっていた食費を抑える方法
では、具体的に私が一人暮らしの時に食費を抑える為に行なっていたことを。
1. 近所と普段の行動範囲のスーパーをチェック
最寄りのスーパーだけではなく、普段から利用する電車の沿線で駅から近いスーパーなどもチェックしました。値段もですが、特売日なども確認ですね。あとは何度もスーパーに行き、食材の底値や高値を把握しましたね。
2. 一週間単位の食費設定
一ヶ月の食費を決めてから、お米代・乾麺代・食パン代・お肉代を差し引いて、一週間で使う食費を決めていました。
3. 一週間に数回安い日にスーパーにより、安い食材だけを予算内で購入
ここポイントです。食べたい食材ではなく、安くなっている食材だけを予算内だけで買ってきます。絶対に予算内ですからね。一週間に一度だけの買い物でまとめ買いを最初はしていました。ですが、スーパーの誘惑に負けなければ数回で安い物だけを買ったほうが節約できます。
4. 一週間で買ってきた食材で作れるレシピを検索
レシピサイトの大手、クックパッドには今も昔もお世話になっています。この時に、冷凍保存できそうかも考えながらレシピを探してました。野菜の皮や葉っぱで作るレシピも探します。
5. 一週間に1日、まとめて料理をする日を決める
冷蔵庫へ保管していた野菜類は、カットしてそのまま冷凍保存出来るものは冷凍保存。肉などは買ってきた日に冷凍庫へ入れていました。冷凍保存できるおかず類をひたすら作り、ラップやタッパーに入れて冷凍保存ですね。
6. お昼ごはんはお弁当
まとめて料理をした日に、お弁当におかずを入れるカップにつめて冷凍保存していました。そして、飲み物はペットボトルに入れ凍らせて、100円ショップで売っている保冷カバーに入れお弁当と一緒に持っていきます。
7. 飲み物はお茶パック
何気に食費を圧迫する飲み物。たまにはパックのジュースなども買っていましたが基本はお茶パック。かなり飲み物代の節約が出来ます。何パックも入っていて、手間はかかるがコスパは最高です。緑茶・麦茶・烏龍茶など色々あります。
8. たまには惣菜などを買ってきて食べる
料理ができない人でもご飯は炊いて冷凍保存していると思いますが、たまには自分で作れないものや少量だと高いものも食べたくなります。
9. 贅沢な食事は、友人知人との外食で
節約生活ばかりしていると辛くなる時もあります。たまには食べたいものを。交際費の中から出費して、たまには食べたいものを食べましょうよ。
だいたいこんな感じですね。
食費を決めて安いものだけを買ってくる。そして料理をして冷凍保存できるものは冷凍し保存する。スーパーなどでの多くの誘惑に負けないようにして下さいね。
料理初心者に人気が特にあるレシピ本があります。
作りおきまでの流れが細かく書かれているので1冊あると助かりますよ。
レビューを見れば分かると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
わたしが一人暮らしの時に節約した食費の予算は、1万5千円です。予算内で毎月生活できました。予算の平均は分かりませんが、切り詰めれば1万円でも出来ましたよ。
学生の一人暮らしなどになると特にですが、仕送りがあってアルバイトをしていても金銭的には余裕がないと思います。
社会人の人でも、手取り20万程度だとゆとりがありませんよね。家賃代もバカにならないし。
仲卸の友人の話しは、全てに当てはまる訳ではありませんが、そんな事も多いそうですので八百屋の値段もチェックしてみてください。そして、料理に慣れていないと最初は大変ですが、少しずつ楽しくもなってきますので頑張ってみて下さいね。
一人暮らしの節約に役立つサイト
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食べない節約だけはしないようにね。
ありがとう。aki