食費を抑えるには、家族の協力と心構え、そして根本からの見直しが必要です。
節約が出来ないと言う人は、やり方が間違っているのかも知れません。
食費を抑える為の本当のコツや、どんなやり方をしたら良いのか、そして私自身の節約術までまとめていますので参考にしてみて下さいね。
食費を節約するには、あなたと家族の気持ちが大きく関わります。
「食費を節約したいなぁ」と思っているのか、それとも「節約する」と思っているのか。
「したいなぁ」と言うくらいの思いでは、まだまだ節約は出来ません。
どうすれば節約が出来る様になるのか、節約成功者のみんながやっている事と私がやっている事をまとめていますので、参考にしてみて下さいね。
食費を抑える為のコツ
「食費を抑えて貯金に回したい」と、誰もが思う事だと思います。ただ「減らしたいなぁ」では節約は出来ません。
ここでは誰もが知っているような単に節約のやり方ではなく、どこにも書かれていない食費を節約するための、キレイ事ではなく本当に必要なコツを書いています。
簡単には出来ない事だということを理解して欲しいですね。
ではどう言う事なのか。以下の5つのコツをご紹介していきます。
- マインドを壊す
- 手間を掛ける
- 食費節約レシピを増やす
- 食費の節約には家族の協力も必要
- 食費の節約には覚悟が必要
この5つがとても大事で、節約出来るか出来ないかに大きな関わりが。それでは順番に見ていきましょう。
マインドを壊す
マインドを壊すとは、あなたの概念を崩す・心構えを変えると言う事。
節約をするには、今まで通りの生活とは変わると言う事を理解しなくてはいけません。
例えば買い物をする時、野菜を10品買っていた方は7品に減らし、おかずの数も4品の方は3品へ減らす事になります。
かと言って、食費を節約するため極端に量を減らして栄養が偏ったり、健康に害が及ぶ事のないように。
私の経験上、食費を抑えるにはその根本を理解していないと、長続きも節約も出来ないと思いますよ。
いつものように欲しいものを欲しいだけ買っていては、何の節約にもならないですから。
もちろん、食費の節約には家族の協力も必要です。あなたが一人暮らしならともかく、家族と暮らしているなら、あなたが1人で気負っても辛くなるだけなので。
食費節約の為に家族みんなで、締めて行きましょう。
手間を掛ける
とにかく節約のためには、時間を惜しむこと無く使うこと。食費節約 ≠ 時間優先。
節約をしようと思っているあなたは出来るだけ何でも自分でやりましょう。
特売日や朝市の日が分かっているなら、時間を開けてその時に買い物をする様に決め、自分で作れるものは自分で作り無駄な出費を抑えて。
また、買い物して来た食材は、ただ冷蔵庫へ入れるのではなく手間をかければ、3~4日しか持たない食材が2週間持つなど節約に繋がります。
例えば、保存の一例をご紹介。
ほうれん草
一度茹でて小分けに切り分け、冷ましてラップに包み冷凍庫へ
大根
3等分にしキッチンペーパーでそれぞれ包み、JIP付き保存用ビニール袋に入れ冷蔵庫へ
かぼちゃ
洗って水分を取って小分けに切り、JIP付き保存用ビニール袋に入れ冷凍庫へ
ナス・にんじん・きゅうり
洗って水分を取りキッチンペーパーで包み、JIP付き保存用ビニール袋に入れ冷蔵庫へ
キャベツ
芯の部分に包丁で十字に切り込みを入れ、JIP付き保存用ビニール袋に入れ冷蔵庫へ
鶏もも肉
洗って水分を拭き取り皮を取ってから、ラップに包んで冷凍庫へ
これはほんの一部ですが、買ってきたその時にこれくらいの手間は必要です。この手間だけでも食材の持ちも違いますし、節約にもなります。
このような面倒をやっていかなくては節約は難しいですよ。節約するにはどうしても、手間と時間は掛かってしまうものですから。
食費節約レシピを増やす
食費を抑えるには、レシピのレパートリーを増やせれば節約にも近づきます。
少ない食材の中でもカサ増しや、いつも捨てている部分でもう1品を作ったりと、アレンジ力も必要。
例えば、大根やにんじんの葉っぱや皮。キャベツの外葉。ネギの青い部分などなど。
これも上手く使えば、おかずにも食材にも使えるので節約に。
野菜だけでなく、その他の食材もたくさんのアレンジに使えたり、普段の使い方以外にも工夫をすればレシピの幅が広がります。
作りたいレシピに載っている食材しか使えないでは、食費は抑えられません。贅沢は出来ませんので。食材が無い中で安い材料を上手く使って、どうしたら同じように作れるのか。料理をするのも頭を使いますからね。
食費を節約するレシピも探せばたくさん載っています。自分で色々作っていく中で、段々アレンジ力も付いて来ますし、アイデアも浮かんで来るようになりますよ。
食費の節約をしている方は、私も含め皆さん、ほとんど同じ食材を買っていると思います。その同じ食材の中でいかに違ったレシピで作れるのか。そこでも差が出るんじゃないでしょうか。
食費の節約には家族の協力も必要
いくらあなたが節約に奮起していても、家族の協力が無ければ成功はしませんし、あなたが疲れて病んでしまいます。
食費の節約を決めたなら、家族全員が同じ覚悟で始めなくては意味がありません。家族も理解しなくてはいけませんね。
特に、いつも好きな物を好きなだけ食べていた方。もうそれは出来無くなります。
夕飯のおかずもいつもより品数が減るのは、当たり前。4品あったおかずも3品に。いつもお刺身を食べているなら、せめて週1回に1種類のお刺身で。
旬の時期に旬のものは、誰でも食べたいものです。が、そうのんきに言っていられない事も理解が必要ですね。
お子さんのおやつも、スナック菓子はガマン。一緒に手作りで作ってあげて。ハンバーグや唐揚げには、お肉は少しで後は高野豆腐でカサ増しを。
今は夫婦共働きが当たり前の時代です。ママが1人で仕事も家事もやっているのに、夕飯が少ないだのアレが食べたいコレが食べたいでは、続けられませんよね。家族仲だって、ギクシャクしかねないですから。
家族各自それぞれの協力と、みんなで節約をするという同じ思いが無ければ、辛いだけですので。辛い時こそ助け合うのが家族ですからね。
食費の節約には覚悟が必要
食費の節約は、簡単な気持ちでは出来ません。三日坊主なんてもっての外。
節約したいけど、面倒だし忙しくて時間がないと言うあなた。そうなるともう節約より、収入を増やす事を考えて下さい。
節約のためには時間を惜しまず使うのは、当たり前。節約が出来ている方は、面倒より時間を掛けてやっている事です。
本気で生活を変える覚悟がないと、続かないし出来ないですよ。それくらい大変な思いをして、徐々に慣れると節約が出来たという結果に結びつきます。
私も経験してきましたが、途中でイヤになることも、大変で辛く感じる時期も来ます。ですが、そこを頑張って乗り越えないと結果が出ません。
また、軽い気持ちで生活の一部を変えるだけでは、三日坊主に終わります。始めるなら一気に全てを見直し、家族がみな同じ方向を向かないと難しいかも知れませんね。そこはあなたの覚悟の強さ次第です。
あなたが何を優先したいのか。節約なのか時間なのか。優先順位を決めれば自ずと、やらなくては行けないことが分かると思いますよ。
優先順位が決まったら、生活を見直し覚悟を決めて始めてみて下さい。
みんなの節約術
ネット上で言われる節約成功者がやっている節約術を見ていきましょう。
予算を決める
まず予算を決めなくては始まりません。
月にいくらを食費に当てるのか。それを週や日で割り振って、その金額内で収めるようにします。キチンと割り振らないと月末は苦しいなんて事に。
自炊する
節約するには一番効果的です。カロリー制限も出来ますしね。
お惣菜1品買う金額で、おかずが2品くらいは出来ますから。自炊を始めると、お惣菜も買わなくなりますよ。
買い物リストを作る
家にまだあるのにダブって買ってしまわないように、リストは必要です。
リストと言っても大げさな物ではなくて、自分が分かれば良いので携帯のメモ帳でも良いと思います。必然と余計なものは買わなくなりますね。
買い物の回数を減らす
ちょこちょこ買いも意志の強い方なら大丈夫かと思います。
でも何度も買い物に出ると、ついつい余計なものまで買ってしまう可能性がありますよね。
回数を減らすと1回ごとの買う量も多くなり、自分で持ち帰るのが大変です。そのため、余計なものは重くなるだけなので、買わなくなり無駄を省けます。
安い場所でまとめて買う
スーパーよりも商店街の八百屋や肉屋など、専門店で買う方が安いことが多いんです。スーパーなら特売日狙いが良いですね。
商店街の八百屋でもお店によって値段や商品の状態が違いますので、色々見て回ることをオススメします。安いからといって、アレもコレもでは無く予算内で。
食費節約のためレシピを決める
なんとなく1週間分のメインの献立を考えておきます。
食費を節約するためにレシピを決めておくと、必ず必要なものとプラスαで買うものが明確になりますね。無駄買い防止にも。
冷凍保存で長持ちさせる
葉野菜の保存には、グリーンスムージーのおすすめ葉野菜 | 種類と保存方法までを参考に。
買ってきたものをそのまま冷蔵庫ではなく、ここで手間をかけます。
意外と何でも冷凍できるので、冷凍して長持ちさせると節約に効果がありますよ。
プラスα私がやっている節約術
上記で紹介したみんながやっている事は、もちろん私もやっています。
その他にも節約のためにやっている事があるので、ご紹介しますね。
- 家計簿をつける
- 財布を分ける
- 定番を決める
- 業務スーパーと商店街・スーパーを分けて使う
- 乾物や缶詰の活用
- 粉物の活用
- 作れるものは自分で作る
- 栽培する
こんな感じです。順番に説明していきます。
家計簿を付ける
家計簿を付けている方も多かと思います。家計簿をつけると目で見てどれくらい使ったか分かるので、節約には必要ですよ。携帯からも出来ますし。
しかも家計簿に予算を入れられるので、予算に対し週単位や月単位での出費状況が明確に分かりとても便利です。
私は以前から無料のうきうき家計簿というソフトを使っていたのですが、パソコンを変えるタイミングでZAIMと言う無料ソフトに変えました。
携帯やスマホとも連動が出来て、カメラでレシートを撮るだけで家計簿に反映されるんです。そしてグラフ化が出来るのでパッと見て多い、少ないが判断できます。しかも簡単に出来るので、長く続けられますよ。
このZAIMと同じ様な機能の無料の家計簿は色々あります。初心者でも出来そうな物を少しご紹介します。
無料の家計簿アプリ
レシートを撮影するとオペレーターが手入力で振り分けをしてくれるので、正確なデータが出ます。また銀行のカードからクレジットカードまで一括管理も出来て便利なアプリ。
女性に人気があるアプリですね。買った食材から、おすすめの食費節約レシピを紹介してくれるので、献立に悩まなくて良いですよ。家計簿機能も充実していますので、初めての方に良いかも。
iPhoneやapple製品の方におすすめ。特に一人暮らしの方に良いですかね。家計簿だけでなく、スケジュール管理・TODO管理・メモ・写真と色々な機能が一括で管理出来る優れもの。シンプルなのが使いやすいですよ。
他にも沢山のアプリがありますが、簡単で使いやすそうなものを上げました。自分にとって使いやすいものを選んで、試してみてください。
財布を分ける
私の場合は、食費とその他の生活費は予算を決めて月初に割り振り、食費は食費だけの財布を使うようにしています。
もちろん、買い物にはこの財布しか持って行きません。当然、カードも。こうすると予算分しか財布に無いので、どうしても予算内で収めるようになりますよ。だってお金がなきゃ買えないですもんね。
この予算をどのように分けて使うかはあなた次第ですが、最初は1週間ごとの予算を決めておく方がやりやすいかも。
これをやると、何が必要で何が不必要なのかが見えてきますので、あなたも節約が出来ますよ。
私はこのやり方で大分節約が出来ているんじゃ無いかと思います。食費の月予算が3万円ですが、3万円を超えることは無く逆に3千円~5千円くらいの余裕もあるので。
中には私なんかより、もっともっと節約をされている方もいらっしゃると思いますが…。
なかなか節約が出来ないと言う方は、この方法なら難しい事は無いので始めやすいかも知れませんよ。
定番を決める
いつも買うものを定番食材に決めると、余計なものを買わず節約が出来ます。
- ジャガイモ
- 玉ねぎ
- にんじん
- 大根
- キャベツ
- きのこ類
この野菜は必ず買う定番にしています。
それにプラス、その時の値段に応じてレタスや小松菜などの葉野菜もしくは、カボチャやナスなど他の野菜を買い分ければOKというやり方ですね。
買い物は、定番がメインでプラスの食材を何にするのかが大事。
定番食材でも時期によって値段が変わりますので、魚が買いたい時は野菜は定番のみにしたり、キャベツを定番にしているけどキャベツが高いという時は、安い葉物野菜に変えるなど。
たまにいつもと違った食材が買えると、かなりテンションが上がりますね。そして、作ってくれた方へのありがた味も。
また、お肉類も安い物をまとめて買って、1回分ごとに小分けして冷凍保存をするなど、予算内でやりくりする方法をしています。
このやり方にしていくと食材の価格変動も分かり、どこで何が安いかも把握できて来ますよ。
業務スーパーと商店街・スーパーを分けて使う
私の買い物は1ヶ所では買わずに、2ヶ所を周ります。食品によって専門の安い場所を上手く使い分けることで節約が出来るんです。
商店街・スーパーで買うもの
- 野菜
- お肉
- 牛乳
- 卵
このような生の物は、商店街・スーパーで買います。やはり野菜なら野菜、お肉ならお肉と特化しているので安く買えますね。
業務スーパーで買うもの
- 米
- 調味料
- 粉物
- 乾物
- 缶詰
- 加工食品
- 冷凍食品
こうした日持ちをする物は、業務用のたっぷりサイズを業務スーパーで買っています。
その名の通り、業務用サイズなので内容量が多く価格が安いので、日持ちするものは業務用の方が経済的。
このように、定番で毎回買うものと月に1回程度で済むものとを、分けて買うようにしています。特に毎回使う調味料は、大きいサイズを買っている方がお得ですよ。
他にも、よく使うウィンナーは大きい袋で買ってタッパーで冷凍保存したり、冷凍のカットされた青ネギも、料理の彩り・具材・薬味に使えて便利でお得。
私の場合このやり方で、1日に商店街もしくはスーパーと業務スーパーをそれぞれ周り、大体月に2回しか買い物は行っていません。これで、月の食費が3万円以内で収まります。
買い物は全部歩いて行ける距離ですが、両肩に大きな袋を担いでいる感じなので、かなり体力が必要ですね。調味料は結構ズッシリ来ますよ。でも、良い運動になります(笑)
こんな感じなので、余計なものを買う余裕がないんです。でもその手間が節約にも。
乾物や缶詰の活用
乾物や缶詰って、買い置きしておくと便利ですよ。安いですし。
- わかめ
- ひじき
- 春雨
- 高野豆腐
- 昆布
- かつお節
- 唐辛子
- 桜えび
- ひよこ豆
- ツナ缶
- トマト缶
基本的に私が揃えている乾物と缶詰です。
結構色々と使えるんですよ。食材が少なくなってきた時や、プラス1品欲しい時やカサ増しもに役立ちます。
例えば、おかずやサラダに春雨を入れてカサ増ししたり、高野豆腐をすり下ろしてパン粉の代わりにしたり。または、高野豆腐を戻してみじん切りにして、ひよこ豆とトマト缶でチリコンカンを作ったり。
乾物と缶詰があるだけで、食費節約で同じ食材ばかりでもちょっと違った料理も出来ますし、日持ちしない高いものを買うより断然節約になると思いますよ。
粉物の活用
私の節約術には、乾物や缶詰と同じように粉物も外せませんね。
粉物は、材料が少なくても腹持ちが良いのでオススメ。
特に月末など使える食材が少なくなってきますよね。そんな時は、少しの材料で作れるチヂミやトルティーヤなどを、おかずの1品として加えています。
また、食パンもホームベーカリーで作り置きをしていたり、小腹がすいた時用に丸パンを作っておいたりと、粉物は使えますよ。
他にも、ホットケーキミックスも常備しています。おやつもホットケーキミックスを使えば、簡単に作れたりパンが作れたりも。私にはとっても便利で頼もしい粉物たちです。
安い材料をいかに活用出来るか。と言う事でしょうか。
作れるものは自分で作る
あなたはドレッシングや焼肉のタレなど、ちゃんと賞味期限内に全部使いきっていますか?
以前は私も中々使い切れなくて、結局賞味期限が過ぎて捨てると言うことがありました。これって結構勿体無いですよね。
そう思ってからは、出来るだけ自分で作れるものは、使う分だけ作るようにしています。
ドレッシングやお鍋のダシなど。他にも、めんつゆや焼肉のタレ・食べるラー油などなど。
ドレッシングは買うといつも同じ味ですが、自分で作れば毎回色々な味が楽しめますよ。作り方も簡単なんです。まぁ、クックパッド様さまなんですけど。何でも作り方がUPされているので。
作るのは手間かもしれませんが、この手間=食費節約です。
栽培する
最終的には自分で育ててしまえ。って感じです(笑)
私もまだまだですが、まずは薬味になるバジルやシソから作っています。最近は、ネギも作り始めましたよ。今後ももっと沢山の野菜を、栽培していきたいと思っていますが。徐々にですね。
ご参考に。バジルの虫除け10選|お酢やコーヒーで試した効果と予防法
やはり買うよりは安く済みます。苗で買って育てた方が安いですし、毎回新鮮な状態で食べられますから。
「自分で栽培したいけどマンションでスペースが無い」というあなた。安心して下さい。私もマンションですが、水耕栽培だと虫もつかずスペースも取らず簡単に出来ますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
食費を節約するには、自分の気持ちと手間を掛けることが大事になります。
時間が優先の方や、食材の量が減ると言うことが理解できないと、食費の節約は難しいですね。
あなたが本気で節約をしたいと思っているのか、節約をしたいという気持ちを優先させられるのか。どれくらいの気持ちなのかは、あなた自身が一番分かっていると思います。
食費を節約する決心が付いたら、ぜひ私と皆さんが実践していることを参考に頑張ってみてくださいね。
その他、参考サイト
ありがとう。aya